比首都郊外のタール火山噴火
福島 純一 2020/1/24 写真|アジア・オセアニア [会員向け]
マニラ首都圏から60キロほどの距離にあるバタンガス州のタール火山が、12日に突如噴火した。湖の中央にあるタール火山は景勝地としても知られ、マニラ首都圏から行ける観光地としても有名だ。当日も特に噴火の前兆はなく直前まで観光客が訪れていたが、迅速な避難で噴火による直接の死者はなかった。
噴火により上空に舞い上がった火山灰は、火山周辺のみならず風に乗ってマニラ首都圏にも到達。これによりニノイ・アキノ国際空港が封鎖され、すべてのフライトが中止を強いられたほか、学生や職員の健康被害を懸念する政府の通達により、学校や政府機関が一斉に休みとなった。
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