アルゼンチン左派政権、経済・外交で多難な船出


アルベルト・フェルナンデス元首相

 昨年10月に南米アルゼンチンで大統領選挙が行われ、4年ぶりに左派政権が誕生した。新政権は経済相に国際通貨基金(IMF)批判派を起用するなど、急進派クリスティナ・フェルナンデス副大統領の意向が強く反映された形となっている。今後のIMFとの交渉や経済・外交など懸念材料も多い。(サンパウロ・綾村悟)

 アルゼンチン大統領選挙は、中道右派マウリシオ・マクリ前大統領と、左派アルベルト・フェルナンデス元首相による事実上の一騎打ちだった。


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