フェイスブック 親イスラエルアカウントを停止
イスラム過激派の攻撃が原因
シオニズム(ユダヤ人のパレスチナ帰還運動)を支持するキリスト教徒団体「シオンの友」のフェイスブック(FB)・アカウント「エルサレム・プレア・チーム(JPT)」がFBのポリシーに抵触したとして閉鎖された。アカウントのフォロワーは約7700万人。JPT側は、イスラム主義者からの妨害が原因としている。
シオンの友によると、アカウントは先週、FBの「スパムと信頼できない行動に対する規則」に反したとして、「突然」停止された。
JPTの開設者で、イスラエルのネタニヤフ首相、トランプ米前大統領とも親交のあるマイク・エバンズ氏はCBSニュースで、停止は「イスラム過激組織による組織的な活動」が原因と主張、「(反ユダヤ的な)大量のメッセージを投稿し、フォロアーから投稿した覚えはないとFBに連絡が届くように仕向けた。完全な詐欺、不正だ」と訴えた。
JPTのアカウントは現在、永久停止になっている。
エバンズ氏はイスラエルのニュースサイト、アルッツ・シェバで「FBは事実上、過激派イスラム教徒を守り、親イスラエルの福音派キリスト教徒に反対している」と非難した。
FBの元幹部で、現在、ヘリテージ財団技術政策センターの主任研究員、カラ・フレデリック氏は、「悪党がハイテク企業のポリシーを利用して、第三者に攻撃を仕掛けるという事例は過去にもある」と指摘、FBに積極的な対応を求めた。
(ワシントン・タイムズ特約)