民主派ネムツォフ氏の暗殺
中澤 孝之 2015/4/02 Viewpoint|ロシア [会員向け]
迷宮入り事件の可能性
日本対外文化協会理事 中澤 孝之
ロシアの反プーチン政治家ボリス・ネムツォフ(55)が2月27日夜、クレムリン近くで何者かに暗殺されて1カ月が過ぎた。犯行そのものは「よく練られた計画性はなく、アマチュアの仕業のようだ」(英国際情勢分析専門家)との見方があり、警察当局も「(弾道鑑定や現場に残された薬莢(やっきょう)によって)銃弾が古くふぞろい(1986年製と92年製)であり、自家製の銃が使用された可能性からも、プロの犯行ではない」と推測した。
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