Date archive for 2016
生前退位に課題山積
新元号、呼称、住居… 皇太子も不在に 生前退位の意向を示しておられる天皇陛下が、「お気持ち」を表明されたのを受け、今後、国会などで陛下の生前退位をめぐる議論が進むとみられるが、天皇の生前退位は、現在の憲法や皇室典範では…
事実歪める共産・藤野発言
経済ジャーナリスト 尾関 通允 平和と安全守る防衛費 旧ソ連の軍事費とは全く異質 参議院選挙戦の最中に、共産党の藤野保史政策委員長(当時)が国の防衛費に関して「人を殺すための予算」と発言したことは、この人物が同党の政策…
陛下メッセージ、「やさしさあふれる」
真摯な思い、率直な御不安 「自然なお考え」皇居、銀座、共感広がる 「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないか」。天皇陛下が8日午後、国民に向け、「お気持ち」を表明された。「高齢による体力の…
天皇陛下お言葉、御意向に沿う叡智集めよ
天皇陛下が「象徴としてのお務め」について、御自身のお気持ちをビデオメッセージで発表された。直接のお言葉はなかったものの、摂政を置くことにも否定的な御見解を述べられ、「生前退位」の御意向を強く滲ませられた。 陛下がビデ…
高いハードル、国民的議論を
解説 象徴天皇として国民と共に歩んでこられた天皇陛下が、生前退位の意向をめぐり、ビデオメッセージで率直に「お気持ち」を述べられた。憲法との整合性から「退位」の文言こそ用いなかったが、今後の活動が困難に直面することへの御…
ティーパーティーをかき回すトランプ陣営 Trump train derails tea party movement
保守運動ティーパーティーは2010年、2012年の共和党の選挙に大きな影響力を及ぼし、議会を右寄りへと押しやったが、今、困難に直面している。 下院ティーパーティー・コーカスのティム・ハエルスカンプ委員長が今週、予備選…
反改憲の争点化に頬かむりで「敗北」認めぬ朝日の参院選報道”総括”
◆今になって争点否定 7月の参院選と都知事選ではいずれも野党・反改憲勢力が敗れた。ジャーリストの森健氏は毎日の7月28日付「月刊・時論フォーラム」で「野党以上に敗れたメディア」と嘆息しているが、当のメディアはどうだろう…
あわやホームランかと思った右翼フェンス直撃の…
あわやホームランかと思った右翼フェンス直撃の大飛球は、悠々とした三塁打となった。マーリンズのイチロー外野手(鈴木一朗、42)が7日(日本時間8日)のロッキーズ戦で米大リーグ史上30人目となる3000安打を達成した。16…
なぜ落語は廃れない?
演芸の原点は戦国の御伽衆 新宿末廣亭会長 北村幾夫氏に聞く 「噺家(はなしか)」とは、落語などの口演を職業とする落語家のことだ。ただ、人間国宝に認定された「孤高の名人」柳家小三治氏は「落語家」ではなく「噺家」であること…
金正哲氏、国政に関心?
北朝鮮の正恩氏別荘で3兄妹密談か 北朝鮮の最高指導者・金正恩委員長(32)が兄の正哲氏(34)、妹の与正氏(28)と兄妹3人きりで国政に関する密談を交わしている可能性が浮上している。これまで権力に関心を示さなかったと言…
相模原事件の再発防止策、退院後の支援強化で防げるか
特報’16 「措置入院、指定医判断に疑問」 神奈川県相模原市の障害者施設で起きた殺傷害事件から9日で2週間。元職員植松聖容疑者(26)は犯行前に措置入院になっていたことから、退院後のフォローアップが再発防止策の焦点にな…
ベトナム人は日本土産に「東京ばな奈」
地球だより フィリピン人の日本土産というと、日清のシーフードカップヌードルが定番だが、ベトナムで人気の日本土産は「東京ばな奈」だ。 裏ごししたバナナたっぷりのカスタードを、ふんわりとしたスポンジ生地で包んだバナナ形の…
謎だらけの北からの侵入者
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 容易でない船での脱北 ミサイルよりも警戒が必要 北朝鮮は7月19日の早朝、平壌に隣接する黄海北道から弾道ミサイルを発射した。このミサイル発射は、在韓米軍が地上配備型迎撃システム「高高度…
アジア安定左右する米軍再建
トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月(3) 「米国第一」を掲げ、孤立主義的な色彩が濃い共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏の外交・安全保障政策。知日派の代表格リチャード・アーミテージ元国務副長官が、民主党の大統…
北ミサイル着弾、大惨事起こしかねぬ暴挙だ
北朝鮮が「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを同国南西部の黄海南道殷栗郡付近から発射し、東に約1000㌔飛行した後、日本海に落下した。落下海域は日本の排他的経済水域(EEZ)内であり、一歩間違えば大惨事につながるとこ…
都知事選と政治の現実
先の都知事選は政治の現状を知る上で、実に示唆するところの多い選挙だった。 「知事と議会は両輪です。一輪車にならないように」。新知事を迎えた都議会議長は開口一番こうクギを指し、その直後に両者の記念撮影を求める報道陣に対…
「小池劇場・第2幕」の壮絶バトルが始まると予測するサンデー毎日
◆自己満足の敗戦の弁 やはりこの人の言い訳を聞いておこう。都知事選に野党統一候補として出馬し、政策もない上に、過去の女性スキャンダルまで暴かれて、惨めな敗北を喫したジャーナリスト鳥越俊太郎氏の“弁明”だ。古巣のサンデー…
リオデジャネイロ五輪競泳の最初の決勝種目…
リオデジャネイロ五輪競泳の最初の決勝種目、男子400メートル個人メドレーで、萩野公介選手が日本新記録で金メダル、瀬戸大也選手が銅メダルを獲得し、大観衆の中で行われた表彰式で日の丸が上がった。ずいぶん誇らしい。 レース…
ドゥテルテ比大統領が初の施政方針演説
南シナ海問題では中国への批判避ける 共産党との和平に意欲 7月25日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、マニラ首都圏ケソン市にある下院議事場で、就任後初となる施政方針演説を行った。その中で大統領は、改めて麻薬撲滅への決意…
さらなる主権者教育が必要に
平成国際大学教授 浅野 和生 啓蒙活動は一定の成果 18歳選挙権導入した参院選 去る7月10日に投開票が行われた第24回参議院通常選挙は、70年ぶりに選挙権が拡張された歴史的な選挙であった。このため、投票前には、総務省…
左傾化急加速する民主党
トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月(2) 米大統領選で「変質」が見られるのは、実業家ドナルド・トランプ氏の下で揺れる共和党だけではない。ヒラリー・クリントン前国務長官率いる民主党も、大きな変化の波に直面している…
エルドアン・トルコ大統領による強権支配に警鐘を鳴らす米英各紙
◆重要な地政学的位置 7月15日に起きたクーデター未遂を受けて、トルコ国内で混乱が続いている。この混乱に乗じて権力基盤強化を進めるエルドアン大統領に対し、海外から懸念の声が上がっている。 トルコは、シリア内戦などで発…
防衛白書、新たな事態への対応策説明を
今年の防衛白書が発表された。白書の指摘通り、「アジア太平洋地域における安全保障上の課題や不安定要因は、より深刻化」している。 この環境下で、日本の安全と国益をどのように守るかが政府・防衛当局の課題だが、これまで通り「…