Date archive for 6月, 2016
英EU離脱、背景に反難民感情
テロ拡大、イスラム化に警戒感 イスラム過激思想に感化されたテロが後を絶たない。米フロリダ州オーランドでの銃乱射事件では容疑者を含む50人が死亡、米史上最悪の銃撃事件となった。難民・移民に悩む欧米では、現地の文化になじも…
北朝鮮海軍の機関銃
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 19世紀初めまでは、よく訓練された小銃の射手でも1分間に3、4発程度しか射撃できなかった。歩兵部隊の火力を強化するには戦場に動員する兵士の数を増やすしかなかった。各国の軍指導部は大…
“文化の力”こそ真の国力
韓国紙セゲイルボ 本を読む国民には未来がある 韓国動乱勃発66周年になった。休戦の後、大韓民国は廃虚の中から目覚ましい経済成長を遂げた。昨年、国内総生産(GDP)世界11位の先進国になった。 国力とは何だろうか。大韓…
英国はEU離脱を望んだのか
平成国際大学教授 浅野 和生 国民の声は始終不安定 やり直しが難しい国民投票 「民の声は天の声というが、天の声にもたまには変な声がある」とは、1978年11月、自民党総裁予備選挙で大平正芳に敗北した福田赳夫首相の弁であ…
宮城県、 共産党が加勢する桜井に自民党が総力
16参院選 注目区を行く(1) 「共産党と組んだと批判するが、共産党と組んで何が悪いのか」。改選数2から1となった選挙区で4期目に挑む民進党の桜井充は開口一番こう訴えた。 梅雨の中休みとなった22日朝の仙台市・宮城県…
藤野氏更迭、共産党は綱領を書き換えよ
共産党の藤野保史政策委員長がNHKの討論番組で、防衛費について「人を殺すための予算」と述べた自らの発言は不適切だったとして、政策委員長の辞任を表明した。発言は自衛隊を侮辱するものであり、共産党が事実上の更迭に踏み切った…
英国のEU離脱決定に改めて統合の原点と課題を再確認した各社説
◆世界秩序変動を懸念 それにしても、なぜ、こんなことになったのか――。 25日付日経社説の一部だが、英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票の結果に対して、少なからぬ人々が抱いた感想であろう。筆者もその一人で…
「皮をはいで、ピンク色の肉がむき出しに…
「皮をはいで、ピンク色の肉がむき出しになったサーモンに、夢中になってかぶりつくクマの姿を見ていると、自分もクマになって食べてみたいと、いつも思う」。 動物写真家の前川貴行さんが写真集『クマたちの世界』(青●社)〈●=…
共産党の連合政府構想、世界の例から考える
40年前の7月2日、ベトナム社会主義共和国が成立した。ベトナム戦争が、北ベトナム主導の共産側の完全勝利で終わってから、わずか1年2カ月後。戦争終結まで、共産側は「南ベトナムでは、民族解放戦線の政府『臨時革命政府』(PR…
中露首脳会談、「現状変更」正当化は身勝手だ
中国の習近平国家主席は、中国を公式訪問したロシアのプーチン大統領と北京で会談した。 この2日前、両首脳はウズベキスタンで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて会談したばかりで、3日間で場所を変えて2度会談す…
沖縄戦から71年、沖縄県平和祈念公園に「台湾の塔」が完成
日本と共に戦った証しに、「やっと仲間を祀れる」台湾出身兵 沖縄戦の追悼施設である沖縄県平和祈念公園(同県糸満市)に25日、台湾出身者の戦没者を祀(まつ)る「台湾の塔」が完成した。平和祈念公園には各都道府県などの慰霊塔に…
日米同盟と「慰霊の日」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄戦の組織的な戦闘が終結したとされる1945年6月23日から、71年目を迎えた今年の「慰霊の日」。糸満市の沖縄県平和祈念公園では、県主催の沖縄全戦没者追悼式が催された。 米国籍…
フランスに声援を A cheer, please, for France
昨今は、ヨーロッパにとって楽な時代ではない。アンゲラ・メルケルはドイツの収容能力を超えた客人を招き入れた。英国は欧州連合(EU)離脱を話し合っている(もっとも、英国は自国を欧州大陸の一部と見なしたことは、一度もないが)…
太平洋と大西洋を結ぶ海上交通の要衝、パナマ…
太平洋と大西洋を結ぶ海上交通の要衝、パナマ運河の拡張工事が完了し、盛大に開通式が行われた。運河を航行できる船舶の幅は32㍍から49㍍に拡大。より大型の船舶の航行が可能になった。 世界4位の利用国である日本にとっては、…
クリントン氏の陳腐な公約
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 現政権の政策を継承へ リベラリズムの本質を具現 「アメリカは未来に向かって常に進み続けると信じる」-ヒラリー・クリントン、6月21日 【ワシントン】これは、オハイオ州でのク…
カーター米国国防長官の「孤立の長城」発言に思う
元統幕議長 杉山 蕃 強硬に振る舞う中国軍 心配な先端部隊の軍紀・規律 今月初め、アジア安全保障会議において、カーター米国国防長官は「中国は南シナ海で自らの孤立を招く長城を築きかねない」と発言し、航行の自由、人工埋め立…
フランスに移住した英国人の怒りと不安
地球だより フランスには、約40万人の英国人が住んでいる。それも仏国立経済統計研究所(INSEE)の統計によると2009年から、何と50%も増えている。理由は経済的理由もあるが、フランスの恵まれた気候や自然を求めての移…
両陛下、日本学士院授賞式に
天皇、皇后両陛下は27日午前、東京・上野の日本学士院会館で開かれた日本学士院賞の第106回授賞式に出席された。 学士院賞は学術上、特に優れた研究業績に対して贈られる。今回は新元素「ニホニウム」の合成に成功した理化学研…
露のドーピング問題、これ以上五輪を歪めるな
国際オリンピック委員会(IOC)は、ドーピング問題で揺れるロシアの全競技の選手について、国外の薬物検査で潔白が証明されることをリオデジャネイロ五輪参加の条件とした。 旧ソ連時代からの名残 世界反ドーピング機関(WA…
英EU離脱でテキサス州、加州分離に勢い Brexit inspires Texas, California secession movements
英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票から数時間後、テキサス州の独立活動家ダニエル・ミラー氏に他の州から一つの質問が数多く寄せられた。「われわれはどのようにして離脱すべきか」という質問だ。 英国で23日の国民…
3倍も水増し「65000人」に拘泥する沖縄2紙の反米集会見出し
◆「オール沖縄」のウソ 6万5000という数字が躍っている。沖縄県うるま市で起きた元米兵による女性暴行・殺人事件に抗議する集会が先ごろ那覇市で開かれた。それを報じる地元紙、沖縄タイムスと琉球新報の20日付1面の特大見出…
<母の分も一つくぐる茅の輪かな> 小林一茶…
<母の分も一つくぐる茅の輪かな> 小林一茶。時の流れは速いもので、今年もはや明後日に1年の折り返しに当たる6月晦日(みそか)の節目を迎える。この日は12月末日の大晦日と並ぶ大はらいの日である。 各地の神社で行われる夏…
イエス復活最初の目撃者 「マグダラのマリア」バチカンが再評価
使徒と同列に格上げ バチカン、神聖化を加速 ローマ・カトリック教会総本山、バチカン法王庁は10日、マグダラのマリアの役割を評価し、彼女を典礼上、“使徒”(Apostle)と同列にすることを決めた。バチカンはマグダラのマ…