米戦略軍、核戦力強化へ新司令部
ビル・ガーツ 2019/8/18 コラム|写真|ワシントン発 ビル・ガーツの眼|北米・中南米 [会員向け]
指揮、通信機能を大幅強化
米戦略軍の新たな司令部「核指揮・管制施設」がネブラスカ州オファット空軍基地に間もなく完成する。核戦力を管轄する戦略軍の中枢となる施設であり、核兵器増強を進める中国、ロシアを視野に、高度なセキュリティーとともに、電磁パルス(EMP)攻撃に耐えられるなどの対策が講じられている。
新司令部は、1950年代に建築された現司令部の後継。建設計画の主任マイク・コルスター氏は「この建物は抑止力の要。指揮・管制機能がなければ、兵器システムは役に立たない」と、高度な通信能力を備えた施設の重要性を強調した。
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