トランプ氏の北核解決プラン


高 永喆

 6月初、金正恩朝鮮労働党委員長はトランプ米大統領に親書を送った。その後、中国の習近平国家主席は急遽(きゅうきょ)北朝鮮を訪問した。そして今回、トランプ氏が20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が終わって訪韓し、金正恩氏と急遽板門店で会談した。

 この一連の動きを見ると、米国は中国寄りの北朝鮮を米国寄りの国家(親米国家)に誘導しようとの狙いが垣間見える。

 トランプ氏は常に「北核問題は急がない」と言っている。それは来年11月の大統領再選を視野に入れたスケジュール調整だろう。


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