オミクロン株、甘く見るなかれーブラジルから


地球だより

新型コロナウイルス

 2月初め、体の芯に悪寒を感じた。風邪を疑ってプロポリスを服用し、早めの睡眠を心掛けた。ブラジルはプロポリスの本場であり、自宅に常備してある。

 それから2日後のことだ。朝起きると体が重く、発熱と頭痛もある。次第に体の節々が痛くなって喉が腫れ、次の日には体温が39度近くになった。ネットで調べてみると、ブラジルで大流行している新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」の症状そのものだ。

 発熱から3日目、自宅近くの診療所でPCR検査を受けたところ、陽性と診断され、医師による問診を受けた。4日目には熱も引いたが、今度はしつこい咳(せき)に悩まされることになった。体の痛みなど、ほぼすべての症状が緩和されたのは、発熱から10日ほど経(た)った頃だった。

 新型コロナ感染と分かった時は緊張したが、ワクチンを2回接種していたこともあり、軽症で済んだのだろう。

 ただ、発症から2週間以上が過ぎた現在も、少し外出しただけで、極度の疲労を覚える。幸い、味覚障害などは出ていないが、新型コロナの感染後に続く疲労感は、後遺症としてよく話題に上っているものだ。

 筆者の約1週間後に新型コロナを発症した妻は、軽度の味覚障害に悩まされている。比較的軽症と言われるオミクロン株だが、「ただの風邪」と甘く見ない方がいい。

 妻も発症前には悪寒を感じており、自身の体験から抵抗力を付けるために栄養補給と休息を勧めた。重症化させないためにも、悪寒を感じたらまずは体力の温存が大切だ。(S)