国際
ウーバー運転手の不安
地球だより 取材などで移動するときは、たいてい車か地下鉄を利用している。しかし、先日、タクシーも地下鉄も走っていない場所に行ったので、米国に来て初めてスマートフォンを利用した配車サービス「ウーバー」を使ってみた。 入…
危機の安哲秀
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「権力は戦い取るものだ」。この言葉は現実感がある。虎穴に入って大統領の座(虎)を掴んだYS(金泳三元大統領)が語った言葉なので、いっそう実感がこもっている。選挙は殺伐な戦争だ。戦争…
カタールで米映画が上映禁止に
イスラエル人女優が主演 世界で公開され話題を呼んでいる米映画「ワンダー・ウーマン」の上映がカタールで禁止された。禁止はレバノン、チュニジアに続く3カ国目で、主演のイスラエル人女優ガル・ガドット(32)が兵役経験があるこ…
米国の「潔癖性」見過ごすな
東洋学園大学教授 櫻田 淳 不道徳な相手には峻厳 無頓着な北朝鮮・韓国の首脳 米国を観察する際、その超大国や覇権国家としての表層に着目する人々は、米国の「富強」「権勢」あるいは「傲岸」を語りたがるかもしれないけれども、…
60年間防衛の強固な砦・韓米同盟
韓国紙セゲイルボ 首脳会談で枠組み変化を予告 文在寅(ムンジェイン)大統領が米国訪問日程を終えて1日帰国した。これまでの首脳外交空白を成功裏に埋めたという評価を受ける。最大の成果は首脳会談で韓米同盟の重要性を確認したと…
中南米で影響力強める中国、パナマが台湾と断交
世界第2位の経済大国となった中国。近年は台湾と国交のある国々への切り崩しを図っており、最近では中米の要衝パナマが台湾との断交を発表した。政府系ファンドによる援助など、経済力と政治力を生かした中国の存在感は中南米でますま…
IS掃討で効果挙げる米新戦略
米トランプ政権による新たな過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦が効果を挙げている。米国が支援するシリア民主軍(SDF)は5月、シリア北部のISの重要拠点タブカを制圧、ISの「首都」ラッカ攻略を進めている。 オバマ…
北ミサイル、脅しでは未来を描けない
北朝鮮が北西部・亀城市の方峴付近から日本海に向け弾道ミサイル1発を発射し、北朝鮮メディアは「特別重大報道」で大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に「成功した」と発表した。実際にICBMかどうかは不明だが、いずれにせよ許…
北「ICBM発射成功」
EEZに弾道ミサイル 米攻撃能力示し対話要求も 韓国軍合同参謀本部は4日、北朝鮮が同日午前9時40分(日本時間同)ごろ北西部の平安北道亀城付近から弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射し、約930㌔飛行した後、日本の排他…
北朝鮮からの人を馬鹿にした頼みごと Mocking demands from Pyongyang
越えてはならない一線を越えてしまっている、と教えてくれる社会的約束事を理解するようになることは、貴重な特技である。ところが、独裁者の中には、絶対にそういうことを学ばない者がいる。誰彼構わず無差別に相手を怒らせる人間とし…
ある「保守系」紙の気になる論調
地球だより 韓国の新聞市場では「中央日刊紙」と呼ばれる新聞11紙などが中心となってしのぎを削っているが、人口約5000万にしては明らかに飽和状態であるし、近年はスマホに押され各社軒並み部数を減らしている。それでもまだ存…
文大統領に対北マイウェイの懸念
訪米先で「金正恩氏と対話必要」 トランプ米大統領と文在寅・韓国大統領による初の米韓首脳会談では最大懸案である北朝鮮の核・ミサイル脅威に断固対応することが確認されるなど、一定の成果を上げたとする評価が広がっている。ただ、…
劉暁波氏重病、許されない中国の人権侵害
2010年にノーベル平和賞を受賞した中国の反体制作家・劉暁波氏が、がん治療のために服役中の刑務所から病院に移された。中国当局は、病状が深刻になるまで放置し、劉氏が希望する国外での治療も拒否するなど、基本的人権を無視した…
トランスジェンダーの軍入隊を延期、 米国防長官が決定
マティス米国防長官は、心と体の性が異なるトランスジェンダーの軍入隊を認める決定の実施を2018年1月1日以降に延期することを決めた。国防総省のホワイト首席報道官が6月30日、声明で明らかにした。 声明によると、延期の…
トランプ氏の権限委譲型安保
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 文民統制とは相いれず いまだ示さぬ包括的ビジョン 6月半ば、ジェームス・マティス米国防長官はアフガニスタン駐留米軍規模決定権を大統領に与えられたと発表した。…
米韓首脳会談、文氏は北に厳しい姿勢示せ
トランプ米大統領と文在寅・韓国大統領が米国で会談し、会談後の共同声明では、北朝鮮の脅威に対する抑止と防衛を強化するため、日米韓3カ国の協力が重要だと確認。今月ドイツで開催される20か国・地域(G20)首脳会議に合わせ、…
立法上の勝利がなくてもトランプ氏支持で変わらない保守派 Conservatives stick with Trump despite lack of legislative victories
トランプ米大統領は議会で何も実績を挙げられないでいるが、保守派の指導者たちは、米国を正しい方向に導いているとして「トランプ・トレイン」から飛び降りるつもりはない。 多くの保守派は、上院で行き詰まる医療保険法案をオバマ…
北の非核化へ「最大限の圧力」、米韓首脳が会談
トランプ米大統領は30日、訪米中の文在寅・韓国大統領とホワイトハウスで会談した。両首脳は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対応するため、協力関係をさらに進める必要性を確認。トランプ氏は会談後の共同記者会見で、北朝鮮に対し…
香港返還20年、自由主義潰す中国の介入
香港が英国から中国に返還されて20周年を迎えた。 記念式典に参加するため香港を訪れた中国の習近平国家主席は「一国二制度は成功し、これからも続く」と述べたが、単なるリップサービスにすぎないと冷ややかに見ている人は少なく…
米が中国の銀行を制裁指定、トランプ政権で初
北朝鮮資金洗浄に関与 米政府は29日、北朝鮮による不正な金融取引に関与したとして、中国の丹東銀行(遼寧省)を制裁対象に指定すると発表した。北朝鮮問題で中国企業を制裁指定するのはトランプ政権下で初めて。 米財務省によると…
G20を韓国の中堅国外交を試す好機に
韓国紙セゲイルボ 韓米首脳会談に耳目が集中しており、その1週間後に独ハンブルグで開かれる主要20カ国(G20)首脳会議にはこれといった関心がないようだ。 ハンブルグG20は欧州の盟主であるドイツが主催し、トランプ政府…
ラマダンはひとときの和平の場
地球だより 24日夜、約1カ月続いたラマダン(イスラム教の断食月)が終わった。イスラエルのイスラム教徒の人口は148万8000人(2015年イスラエル中央統計局調べ)で、イスラエル人口の18%。ラマダンはイスラム教の戒…
アラブ4カ国、カタールに同胞団との断絶要求
サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、バーレーンの4カ国は23日、5日に断交したカタールに、関係改善の条件として、イスラム組織ムスリム同胞団や同胞団を母体とするパレスチナの過激派組織ハマスなどとの完全断…