記者の視点 rss

国家緊急事態宣言 旧民主幹部は堂々と必要性訴えよ

《 記 者 の 視 点 》  中国発の新型コロナウイルスは現在、欧州を中心に猛威を振るっている。イタリアの死者数は19日、中国本土を上回る3405人となり、感染者数も前日から過去最高の5322人増加。スペインやフランス、…

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新型コロナとの闘い 「日常」見詰め直す契機に

《 記 者 の 視 点 》  「今度ほど、ひとの心遣いがありがたいと思ったことはない」  東日本大震災から1カ月半経った大型連休。宮城県の被災地を訪ねた筆者に、被災した姉の言葉だ。姉家族は、自宅と家族で経営する水産加工場…

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米大統領の信教の自由擁護 「祈りの力」を取り戻す

《 記 者 の 視 点 》  米ホワイトハウスの大統領執務室がまるで教会の一室のようだった。  「君たちには祈る権利がある。それ以上に重要なものはない」  トランプ米大統領は今年1月、生徒や教師が学校で祈りを捧(ささ)げ…

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ポップカルチャーと児童ポルノ

《 記 者 の 視 点 》 見直されるメディア芸術センター構想  日本を代表するポップカルチャーの中に漫画とアニメーション、ゲームといわれるメディア芸術がある。  これらを一つにまとめ、商業芸術などに関する収集・保存・修…

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米中メディアの軋轢 米は「公器」、中国では「紅旗」

《 記 者 の 視 点 》  米国務省は18日、国営新華社通信など中国メディア5社について、「外国の宣伝機関」と認定すると明らかにした。認定対象となったのは新華社のほか、中国国営の外国語放送「CGTN」、ラジオ局の中国国…

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憲法の理想と自衛隊 国連に梯子を外された9条2項

《 記 者 の 視 点 》  衆参両院の予算委員会の審議が続いているが、盛り上がらない。国民の関心は新型コロナウイルス感染症に向かい、野党の質問が「桜を見る会」問題などの疑惑追及に集中し、外交、安保、少子高齢化・人口減少…

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精神科医の患者への性暴力 法改正による被害の根絶を

《 記 者 の 視 点 》  鹿児島県内の精神科クリニックに通院中、自殺した女性の遺族らが精神科医と患者の性的関係を禁じるための法改正などを求めていることを紹介する記事を掲載した(昨年12月10日付「教育 家庭」面)。 …

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新学習指導要領が本格始動 資質・能力を育む体制づくりを

《 記 者 の 視 点 》  今春からいよいよ全国の公立小学校で新学習指導要領が全面実施される。教育って何だろう?との素朴な疑問に、いまだ確たる自信を持って返答する言葉がない。教育担当になった時からの“大きな課題”だ。 …

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「押し付けられた」憲法 通常国会を改正への転機に

《 記 者 の 視 点 》  令和2年を迎え、来週から通常国会が開幕する。予算案や法案の審議、野党による汚職事件の追及などと共に注目されるのが、安倍晋三首相の解散戦略と、衆参両院憲法審査会での論議の進み具合だ。来年9月に…

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五輪憲章とLGBT 性指向・自認分けた対応を

《 記 者 の 視 点 》  五輪の2020大会を開催する東京都は昨年末、「性自認及び性的指向に関する基本計画」を発表した。同計画によると、性自認は「心の性」、性的指向は「好きになる性」だという。そして、個人の性の在り方…

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未知の世界に挑むアルピニスト 新たな挑戦を映像で表現

《 記 者 の 視 点 》  アルピニズムの世界で何が起きているのか。山岳雑誌がそれを伝えているが、大きなインパクトで迫ってくるのはやはり映画だ。  昨年9月に日本で公開された米国映画「フリーソロ」は、カリフォルニア州ヨ…

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故中曽根元首相の警鐘 憲法の欠陥、早急に是正を

《 記 者 の 視 点 》  令和元年もあと残すところ4日となった。新しい年、2020年を新しい心で迎えるためには、旧年をうまく送らなければならない。政界では今年、多くの先達が亡くなったが、その中でも101歳の天寿を全う…

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米保守主義運動の「輸入」 日本再生のヒント見いだせ

《 記 者 の 視 点 》  トランプ米大統領の下で盛り上がる米国の保守主義運動を、日本に「輸入」しようとする動きが起きている。  米国で毎年開かれる「保守政治行動会議(CPAC)」は、全米の活動家が一堂に会する保守派最…

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「同性婚」の歪んだ論理 子供の福祉を無視し危険

《 記 者 の 視 点 》  御代(みよ)替わりの令和元年は残りわずかとなったが、振り返ると、わが国の社会を支えている家族制度を破壊させる動きが活発化した一年だった。2月に「同性婚」を認めないのは憲法に反するとして、同性…

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3年ぶりの経済対策 増税に台風被害重なり大型に

《 記 者 の 視 点 》  政府が防災対策や国内景気の下支えなどを柱とする、事業規模26兆円の経済対策を閣議決定した。経済対策の策定は2016年以来3年ぶり。国・地方の支出や財政投融資を合わせたた財政措置は13・2兆円…

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機密漏れ始めた中国共産党 習政権の強権統治への反動か

《 記 者 の 視 点 》  中国共産党の機密文書やスパイ行為が漏れ始めている。これは習近平政権の強権統治への反動なのか、“中華帝国”の終わりの始まりなのか。  400ページに及ぶ新疆ウイグル自治区でのウイグル人強制収容…

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「性の多様性」の暴走 「命」への感性麻痺させる

《 記 者 の 視 点 》  「GOLDFINGER’99」として郷ひろみさんがカバーしたことで知られる「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」を世界各国でヒットさせたリッキー・マーティンさんが10月末、第4子が出産し…

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停滞する憲法審査会 早急に改正原案の討議に入れ

《 記 者 の 視 点 》  衆院憲法審査会が今月7、14の両日開かれ、欧州視察(9月下旬)の報告に関する自由討議を行った。立憲民主党の枝野幸男代表がこの場で山尾志桜里氏が国民投票に関するCM規制の議論と「合わせて憲法の…

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ストレス多い教育現場 コミュニケーション能力を磨こう

《 記 者 の 視 点 》  神戸市須磨区の小学校で、教員による同僚教員への“いじめ”事件はマスコミで大きく取り上げられ、同学校に通う児童にも精神的ダメージを与える、大変痛ましいものとなった。「“いじめ”という段階ではな…

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米で広がるコロンブス排除 西洋文明そのものを断罪

《 記 者 の 視 点 》  米国の首都ワシントンDCの「DC」が何を意味するのか、知らない人も多いと思う。「ディストリクト・オブ・コロンビア(コロンビア特別区)」の略で、米大陸を発見したクリストファー・コロンブスに由来…

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「不自由展」騒動の背景 津田氏と実行委の思惑通り

《 記 者 の 視 点 》  「我々は『検閲』を狭く捉えるのではなく、広く捉えている。例えば、ある表現に対して、事前だけでなく、途中で反対や規制、干渉を受けたものを『検閲』として捉えている。その状況を示して問題を投げかけ…

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紙の書籍と電子書籍 歯止めかからぬ紙媒体の低落

《 記 者 の 視 点 》  かつて、文芸評論家の中村光夫が、「年は取りたくないものです」という言葉を述べている。  これは、1951年のフランスの作家、アルベール・カミュの小説『異邦人』が翻訳されたとき、その主人公の冷…

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自民元重鎮の改憲批判 護憲派取り込む政治力必要だ

《 記 者 の 視 点 》  安倍晋三首相は4日召集された臨時国会の冒頭、所信表明演説で改憲論議の活性化を呼び掛けた。自民党も、二階俊博幹事長をはじめ全党一丸となり国会議論の進展を図る構えだ。  そんな臨時国会の直前に党…

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