久保田 信之 rss

コロナ禍の今、考えること

NPO法人修学院院長 久保田 信之 日本的な「個の確立」を 我欲に打ち克つ努力」が自粛  このところ連日夕刻になると、テレビ各社が、当日の新型コロナ感染者の動向について、棒グラフで知らせてくれます。重症者および死亡者の実…

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功利主義はびこる日本を立て直そう

NPO法人修学院院長 久保田 信之 日本人支えた「職人気質」 「自己陶冶」こそ教育実践の目的  西洋近代との関係が深まるに伴い、一神教社会の影響が強まるに従い、多様性を基盤とした日本社会を根底から崩し始めた。新自由主義の…

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日本的個人主義のススメ

NPO法人修学院院長 久保田 信之 関わり合い深め自由確立 慈愛と感謝で寄り添う関係を  私は長年、家庭裁判所の調停委員として、多くの夫婦間のトラブル、さらには親子や親族間の争いを「傍観者とは違う調停者の立場から」深刻に…

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文科省の高校普通科再編案に苦言

NPO法人修学院院長 久保田 信之 上意下達という常套手段 特権意識なくならぬ文部官僚  文部科学省が、高校生の7割が在籍する高校普通科を再編し、文系・理系などの枠組みを超えた「学際融合学科(仮称)」と、地域社会の課題解…

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真の教育改革とは何か

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会名誉会長 久保田 信之 「教育そのもの」の議論を 広い視野と豊かな感受性育てよ  安倍晋三首相はかつて「教育再生会議」を招集して、緊急を要する教育改革の課題を①教員免許更新制度②…

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日本の特殊性を認識しよう

NPO法人修学院院長・アジア太平洋学会会長 久保田 信之 生き続ける神代の文化 神髄は「自然と精神の一体化」  他の国々の場合、「文化的繋(つな)がり」を過去に遡(さかのぼ)ってみると、大地、地域は同じであっても、異質の…

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「民主的な家庭」が生み出す悲劇

NPO法人修学院院長・アジア太平洋学会会長 久保田 信之 未婚・離婚増え、子供減る 「縦軸が支える常識」を無視  男女は基本的に平等であり対等な独立した個人である、と高らかに謳(うた)った日本国憲法が施行されて70年以上…

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「征韓論」より「制韓論」を

 過去にも、日本と韓国の関係が「危機的状況だ」と評されるような険悪な状態を招いたことが何度かある。しかし、今回は、立て続けに日本を刺激する言動を韓国が採ったこともあって、各種雑誌や新聞テレビにも、刺激的な激しい意見が登場…

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国会審議は単なる通過儀礼か

NPO法人修学院院長、アジア太平洋学会会長 久保田 信之 「生煮え」の改正入管法 「違い」排除が議員の意欲奪う  外国人就労の受け入れ拡大に向けて、政府がしゃにむに押し切った「改正出入国管理法(入管法)」が、野党による「…

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自主憲法制定の悲願忘れるな

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 その場しのぎの「加憲」 日本の主権は奪われたまま  安倍晋三首相は、第197臨時国会で、衆参両院の本会議で所信表明演説を行った。その中で、自民党の憲法改正条文…

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パワハラ問題の頻発に思う

NPO法人修学院院長・アジア太平洋学会会長 久保田 信之 背後に「誤った教育観」 上下関係認めない現代社会  女子レスリングで五輪4連覇を果たし国民栄誉賞を受けた選手がパワーハラスメントを受けたとして、関係者が内閣府に告…

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道義なき国に落ちぶれた日本

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 原因は現憲法第3章に 国民を単なる「ヒト」に分解  最近の世相を見ていると、『道義』という言葉がなくなったように思えてならない。健全な社会の秩序は「法律と道義…

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中国はWHOを私物化するな

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 許し難い台湾締め出し 日本政府は抗議の声上げよ  台湾は2009年以降、国連復帰が認められていないとはいえ、その医療実績等を買われて世界保健機構(WHO)の総…

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始動した「教科 道徳」に一言

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 簡単ではない教育評価 模範解答示せば知的活動衰退  わが国の学校における道徳教育は、2015年3月の『学習指導要領』の一部改正により従来の「道徳教育」は「学校…

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日本を脆弱にする専守防衛論

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 国民は深刻な現状認識を 外国人が日本の土地買い占め  最近、「専守防衛」と言う言葉がしばしば話題になっている。それも野党議員が、政府の防衛政策を批判するときに…

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男女共同参画計画への疑問

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 「違い」こそ「存在価値」 日本本来の在り方再評価を  「日本国憲法の三大理念」は、平和主義、国民主権、基本的人権の尊重だと小学校以来教え込まれてはきたものの、…

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東京裁判の不消化状態を脱せ

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 勝者による愚劣な報復 平和条約に基づき全戦犯解放  「日本が侵略戦争を行ったということは、東京裁判の法廷で明らかになったのではないでしょうか。判決を受け入れた…

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日本共産党の綱領を糺す 「天皇制」打倒が根幹に

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 偏った歴史認識で観念的闘い  安倍首相は「民進党と共産党がこんなにずぶずぶの関係となった選挙は初めてだ。民進党はどうかしている」とまで先の都議会議員選挙を評し…

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蔓延する得体の知れぬ「空気」

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 自由な発言を萎縮さす 「創造的思考」取り戻す必要  山本七平氏は『「空気」の研究』の中で「昭和期以前の人びとには、『その場の空気に左右される』ことを恥と考える…

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高等教育の無償化に物申す

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 魂の育成が教育の原点 「専門学校」改革で負の連鎖断て  憲法改正の機運に乗じてか「教育を受ける権利、教育を受けさせる義務、義務教育の無償化」を定めた第26条を…

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ロシア革命100周年に思う

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 知性・教養の土台を破壊 「現在」の根源は先人の創造力  革命とは権力体制や組織構造の抜本的変革が比較的短期間のうちに行われることを意味することばであるから、人…

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さまよい続ける日本社会

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 縦軸の「常識」確立せよ 自民党は保守政党の自覚を  日本社会の現実を細かく具体的な例を挙げて批判すれば、確かに凶悪犯罪は多数発生している。確かに「住みにくい世…

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日本文化と乖離した個人主義

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 敵対せぬ「私」と「国家」 家族主義的統治が日本の伝統  憲法13条の「国民は個人として尊重される」を疑わずして受け入れている不勉強な政治家が相当数現存している…

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