第3次安倍内閣の安保課題


杉山 蕃

7・1閣議決定法整備

元統幕議長 杉山 蕃

 選挙が終わり、第3次安倍内閣が発足した。同内閣へ期待する政策について若干の所見を披露したい。第一は当然アベノミクスすなわち、経済、財政の着実な回復である。

 増加する社会保障負担、災害復興負担を抱えながら、増税の影響を極限しつつの舵取りは、困難を極めることだが、是非、確実な成果を上げてほしいものである。消費税10%の実施時期を1年半先送りし、市場の回復をにらむ処置が、今回解散総選挙の大きなトリガーであったが、野党の論戦にも拘らず、大方の賛意を得たことは内閣にとって大きな成果であったと言える。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ