中国含む新たな枠組み必要、新START交渉で米特使
ビル・ガーツ 2020/5/12 コラム|写真|ワシントン発 ビル・ガーツの眼|北米・中南米 [会員向け]
米露間の新戦略兵器削減条約(新START)は2021年2月に有効期限を迎える。ロシア政府は現状のまま延長することを求めているが、米政府は中国が参加しなければ更新を受け入れない意向だ。4月にトランプ米大統領が武器管理問題大統領特使に任命したマーシャル・ビリングスリー氏は、ロシア政府は新STARTの延長を考える前に、「中国を交渉のテーブルに着かせなければならない」と主張、中国を含む3カ国での新たな枠組みの構築を求めていく構えだ。
ビリングスリー氏は、「現行の条約には多くの問題点があるが、中でも重要なのは中国が参加していないことだ」と述べた。
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