特攻の歴史語り継ぐ 台湾・新竹の地元有志
早川 俊行 2019/11/12 NEWSクローズ・アップ|写真|アジア・オセアニア [会員向け]
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太平洋戦争末期に旧日本軍の特攻隊が出撃したのは日本だけではない。台湾の航空基地からも特攻隊員が飛び立ち、散華した。台北から約60キロ離れた台湾北西部の新竹市には、特攻隊員が出撃前夜に「最後の晩餐(ばんさん)」をしたとされる料亭などが残っており、台湾人の地元有志は「特攻隊の歴史を語り継ぎたい」と話している。(編集委員・早川俊行)
日本統治時代の1916年に造られ、100年が経過した今も新竹市民の憩いの場となっている「新竹公園」。園内に広がる池のほとりには、料亭や軍人官舎として使われた日本の家屋が数軒立っている。
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