[2020東京五輪·パラリンピック]
体操女子の村上茉愛選手、笑顔はじけた集大成
デビュー前からこだわりのゆかで銅、悲願のメダル獲得 笑顔でやり切った演技を-。母が祈る中、体操女子のエース村上茉愛選手(24)が種目別ゆかで銅メダルに輝いた。ゆかにこだわりスタートした競技人生。集大成の東京五輪で笑顔が…
史上初、男子走り高跳びで金メダリストが二人
「ジャンプオフ」を行わない選択、友情と尊敬が生んだ珍事 1日に行われた東京五輪陸上の男子走り高跳び決勝で、金メダリストが二人となる珍事が起きた。 ムタズエサ・バルシム選手(30)=カタール=とジャンマルコ・タンベリ選…
伊藤美誠、難敵寄せ付けず三つ目のメダルに王手
卓球女子団体、「自分らしいプレー」を出し台湾を圧倒 伊藤が混合ダブルス、シングルスに続く三つ目のメダルに王手をかけた。台湾と対戦した卓球女子団体準々決勝のシングルス。相手のエース鄭怡静を問題にせず、「思い切った自分らし…
野球日本代表、7-6で米国を破り準決勝へ
延長十回の末に甲斐拓也の劇的サヨナラ打、4日に韓国戦 野球は2日、準々決勝が行われ、1次リーグA組1位の日本は、B組1位の米国に延長十回タイブレークの末、7-6でサヨナラ勝ちした。4日の準決勝で韓国と対戦する。米国は4…
シューター林咲希、流れ引き寄せた3点シュート
攻撃かみ合った女子バスケ日本代表、快勝で8強入り達成 美しい放物線を描いたボールが次々とゴールに吸い込まれる。日本女子にとって、2大会連続での準々決勝進出を懸けた1次リーグ最後のナイジェリア戦。シューターの林が流れを引…
デュエットの乾・吉田組は厳しいスタートに
フリールーティン予選で4位、目標の94点台に届かず デュエットの乾、吉田組はフリールーティン予選で4位。ロボットをイメージした複雑な脚技はぴたりとそろえたものの、体力面できつくなる終盤に吉田が息切れし、やや切れを欠いた…
37年ぶりの快挙、橋岡優輝が走り幅跳びで6位
良い流れをつくれず悔しい結果、パリに向け良いスタート 橋岡は右拳を握り、叫んでから走りだした。男子走り幅跳び決勝、最終6回目の試技。足を踏み切り板に乗せ、この日初めて8メートルを超える8メートル10。ベストを尽くし、両…
三浦龍司が3000m障害で7位、底知れぬ力を示す
才能あふれる19歳が力を出し切る、猛烈なスパートで入賞 才能あふれる19歳は、物おじすることなく力を出し切った。男子3000メートル障害決勝。三浦は堂々の7位入賞を果たし、「少し悔しいけど、東京五輪で目標にしていたこと…
「伸び代の天井が見えない」陸上・三浦龍司選手
「大きな目標」決勝進出を軽々と達成、堂々の7位入賞 陸上男子3000メートル障害決勝に挑んだ三浦龍司選手(19)=順天堂大=。予選は自身の日本記録を6秒以上更新する、全体2番目のタイムで通過した。「伸び代の天井が見えな…
前橋市に滞在1年9カ月「もはや群馬代表」
市民ら応援、南スーダンのモリス・ルシア選手が競技開始 前橋市で事前キャンプを続けてきた東京五輪の南スーダン選手団が2日、陸上競技の予選に出場した。選手らの滞在は、五輪延期を経て1年9カ月近くに及んだ。市の支援を受け黙々…
少数民族の誇り、スニーサ・リー選手の金に歓喜
逆境はねのけ初の快挙、東南アジア「モン族」にルーツ 東南アジアの少数民族「モン族」にルーツを持ち、体操女子個人総合で優勝した米国代表のスニーサ・リー選手(18)。自身の故障や身内の不幸などが重なり、逆境と重圧の中で東京…
萱和磨、抜群の安定感で日本勢17年ぶりのメダル
種目別のあん馬で銅、「諦めなければ絶対に何かが起こる」 抜群の安定感を誇る萱の真骨頂だった。種目別のあん馬で日本選手17年ぶりのメダル。手ごわい世界のスペシャリストを相手に3位の結果。日本屈指のオールラウンダーは「諦め…
萱和磨選手、苦労させた母に誓ったメダル
体操あん馬で 「銅」 、 こん身のガッツポーズで五輪を終える 体操男子の種目別あん馬で萱和磨選手(24)=セントラルスポーツ=が銅メダルをつかんだ。団体総合は銀。苦労させた母恵子さん(52)と約束した頂点には届かなかっ…
ラストレース終えた池江璃花子、パリへ飛躍誓う
400mメドレーリレーでついに決勝進出、自分自身に誇り 今大会のラストレースを終えた後、競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)はこれまでの道のりを思い返し、涙をこぼした。「一度は諦めた東京五輪だったけど、決勝の舞台でみんな…
競泳・池江璃花子選手、涙を見せ「泳げて幸せ」
幼い頃から試合になると一変、経験をパリ五輪の糧に レース後、あふれる涙を抑えられなかった。競泳女子の池江璃花子選手(21)=ルネサンス=が、400メートルメドレーリレー決勝に出場し、全種目を終えた。退院からわずか1年半…
フェンシングフルーレ男子団体、日本は4位
世界1位米国との差を痛感、3位の伊撃破は大きな財産に 世界ランキング1位の米国と銅を争った3位決定戦。14点もビハインドの状況で最後を託された松山は追い上げることができず、勝負が決まると思わずしゃがみ込んだ。悔しさで涙…
敷根崇裕選手、直感信じた独自のスタイルを磨く
意表を突く天才肌のフェンサー、メダルには一歩届かず フェンシング男子フルーレ団体の敷根崇裕選手(23)=ネクサス=。天才肌のフェンサーは、自ら編み出した独特のスタイルを武器にメダルを狙ったが、一歩届かなかった。 「め…
ゴルフ松山英樹は銅を逃す「結果が全て 悔しい」
7人による3位決定プレーオフ、パットが決まらず脱落 松山は最後に力尽きた。パットがなかなか入らないまま臨んだ3位決定プレーオフ。1ホール目で第2打を深いラフに入れ、4メートルのパーパットを外して万事休す。「詰めがうまく…
卓球女子団体、五輪デビュー戦で平野美宇が躍動
「やっぱり五輪は特別」、ハンガリーを破り準々決勝に進出 五輪デビュー戦で平野が躍動した。卓球の女子団体1回戦で、第1試合のダブルス、第3試合のシングルスに勝ち、チームの準々決勝進出に貢献。「やっぱり五輪は特別だと感じた…
男子バレーボール、日本が29年ぶりに8強入り
3-2でイランに競り勝つ、3勝2敗で準々決勝に進出 バレーボールは1日、男子の1次リーグ最終戦が行われ、A組の日本はイランに3-2で競り勝ち、通算3勝2敗の同組3位で準々決勝に進んだ。日本男子の8強入りは、1992年の…
レスリングの文田健一郎、銀メダル以上を確定
自分のレスリングを貫き、幅広い技術で手堅く決勝へ進出 日本勢の先陣を切った文田は初の大舞台にも動じなかった。3試合をきっちり勝って決勝へ。「自分のレスリングを貫きながら、手堅くても勝てる勝負をした」。世界選手権を2度制…
並木月海がメダル確定、ステップで実力者を圧倒
女子フライ級準決勝進出、入江とそろって金メダルへ 女子フライ級の準々決勝。判定勝利を告げるアナウンスを聞いても、並木は表情を崩さなかった。「一番はほっとしたというのが大きい。ここは通過点なので」。メダルを確定させて、先…
イタリアのヤコブス、ボルト引退後の新王者に
男子100mで29年ぶりの欧州勢の金、「信じられない日」 五輪で3連覇した9秒58の世界記録保持者ボルトが2017年に引退後、初めての五輪。混沌(こんとん)とする現在の男子短距離界の勢力図を反映したような新王者の誕生だ…