卓球女子団体、五輪デビュー戦で平野美宇が躍動
「やっぱり五輪は特別」、ハンガリーを破り準々決勝に進出
五輪デビュー戦で平野が躍動した。卓球の女子団体1回戦で、第1試合のダブルス、第3試合のシングルスに勝ち、チームの準々決勝進出に貢献。「やっぱり五輪は特別だと感じた。初戦にしてはいいプレーができた」。子供の頃から目指してきた舞台で、自分らしいプレーを存分に見せた。
石川と組んだダブルス。サービス、レシーブからの展開など練習を重ねてきた成果を発揮。2人で息を合わせて得点を重ねていった。これで勢いに乗ると、シングルスでも相手を圧倒。得意の速い展開に持ち込み、厳しいコースへの強打などで難なく3ゲームを連取した。
2016年のリオデジャネイロ五輪では補欠となり、メンバーのサポート役も務めた。悔しい思いをしたが、力を蓄え今回は代表の座を手にした。馬場監督は「素晴らしい内容。一つ一つの技の精度も高かった」とたたえた。
団体での日本の目標は、中国に勝っての金メダル。「この舞台に立っていることに感謝して、楽しみながら、1試合ずつ頑張っていきたい」。5年分の思いが詰まった平野のオリンピックが始まった。