弱すぎる野党は政治の禍根


細川 珠生

緩む安倍政権の緊張感
参議院の在り方も検討せよ

政治ジャーナリスト 細川 珠生

 投票日を待たずして、結果が予測できた今回の参院選。しかし、たった一瞬のマイナスイメージで戦況は180度変わることもあり、直前まで予断を許さないと見守ってきたが、結局は、「無風」のような選挙だった。結果も、事前報道ほどではないものの、自民党の大勝には変わりなく、これだけ盛り上がらなかった国政選挙も、私が知る限りでは初めてではないかと思う。

 その原因として、二つのことを指摘したい。


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