懸念される東シナ海の有事


茅原 郁生

エスカレート食い止めよ
日中で危機管理体制構築を

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 去る8月12日に日中平和友好条約35周年を迎えた。冷戦下に多くの障壁を克服して平和友好が約束されたが、今日の両国関係は、昨年の国交正常化40周年も含めて、慶賀すべき節目を迎えながら友好とは逆の方向に進んでいる。

 今や両国の経済力は国内総生産(GDP)で世界2位と3位であり、アジア地域に対する責任も重くなっている。しかし、今日の日中関係の深刻さは、政治・外交面の冷却化だけでなく国民心理や意識にも相互に不信感が拡大していることだ。


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