近代拳闘の先導者、英ユダヤ系


佐藤 唯行

獨協大学教授 佐藤 唯行

 近代ボクシング発祥の地、英国。その草創期1760年代から1820年代にかけて、少なくとも30人のユダヤ人が英拳闘界で活躍し、競技の近代化に貢献した。総人口の0・1%にすぎぬ在英ユダヤ人の多くが貧困と差別に苦しんでいたこの時代は、英拳闘界におけるユダヤの黄金時代でもあったのだ。


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