眞子殿下、ペルーの日系老人ホームを訪問される


天野博物館で織物御視察も

 【リマ時事】ペルーを公式訪問中の秋篠宮家の長女眞子殿下は12日、首都リマ近郊のカヤオの貧困地区で日系人らが設立した「エンマヌエル協会」が運営する診療所と老人ホームを訪れ、入所者らを励まされた。

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秋篠宮家の長女眞子殿下が日系老人ホームの入所者に声を掛けられた=12日、ペルー・カヤオ(時事)

 食堂に集まった高齢者一人ひとりの手を取った眞子さまは「こちらではどのように過ごされているのですか」などと話し掛けられた。「私は日本語が分かりません」と恐縮する日系2世の大城春子さん(87)には、「私もスペイン語はあまり分かりませんので」と応じられ、笑いが起きる場面もあった。

 眞子さまはその後、考古学ファンの間では有名なリマ市内の天野博物館を御視察。日本人実業家の故天野芳太郎氏が情熱を傾けて個人収集したアンデス文明の織物に、興味深く見入っておられた。