小林 道憲 2020/11/01 写真|Viewpoint [会員向け]
哲学者 小林 道憲
ジョージ・オーウェルが1945年に出版した小説、『動物農場』は、共産主義革命の過程とその結果を巧みに寓話(ぐうわ)化したものであった。そこでは、「動物たちは人間によって搾取されている。今こそ叛乱(はんらん)を起こして人間を追放すべきだ」という老牡(おす)豚の予言を信じ、動物農場の動物たちは、知力に優れた豚たちの指導のもとに叛乱を起こし、革命に成功する。
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