高校教科書の憲法制定過程、民間草案の影響評価は“七冊七色”


民間草案の影響評価は“七冊七色”

省略から「大いに参考」まで

 昨年6月の公職選挙法等の一部改正によって6月19日以降の国政選挙(恐らく参議院選)から選挙権年齢が18歳に引き下げられるが、これは憲法改正に必要な国民投票法の整備に伴い導入されたものだ。間もなく投票権を行使する高校生の教科書で、現行憲法の制定過程がどのように記述されているか調べてみた。(武田滋樹)

 対象とした近現代史に力点をおいた日本史Aの教科書は全部で7種類。そのうち山川出版社と実教出版社が2種類ずつ発行している。


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