Date archive for 2018
板門店宣言とパリ和平協定、酷似した朝鮮半島と南北ベトナム
両合意の各条文が全て相対 朝鮮半島の南北首脳による「板門店宣言」(4月27日)が“歴史的な”ものになるのか“紙切れ”に終わるのかは、後世の評価を待たねばならないが、早くも韓国では歴史の教訓に照らして、「紙切れにすぎない…
移民危機と「文化防衛論」
6月中旬より米墨国境での不法移民親子の引き離しが米国で問題化した。この問題に関して考えているうちに、トランプ政権を成立させた「トランプ主義」と三島由紀夫の「文化防衛論」との共通性に気付いた。つまり、理性主義以前の精神的…
カナダ、イラクで新設の訓練部隊を指揮 Canada tapped to lead new NATO training mission in Iraq
カナダ軍が、イラクの北大西洋条約機構(NATO)の新たな軍事顧問部隊を率いる任務が与えられた。同盟国は、戦禍のイラクでの作戦の拡大、強化を目指している。 約250人のカナダ兵が、他のNATO軍、4機の戦闘ヘリ、グリフ…
「世界三大料理」は何かと問われ、フランス…
「世界三大料理」は何かと問われ、フランス料理、中国料理までは言えても、トルコ料理と答えられる人は少ないのではないか。日本でも羊の肉を焼いたケバブなどが知られるようにはなったが、残念ながらトルコ料理店は中仏と比べると遥(…
台湾の奉仕団が炊き出し
岡山・真備で1日200食以上 豪雨被害の大きかった岡山県倉敷市真備町でボランティアの募集が始まる中、台湾の奉仕団体が早くも活動を始めている。財団法人「台湾佛教慈濟慈善事業基金會」日本分會(東京・大久保)は11日から、避…
「復興の手助けに」台湾から義援金2000万円
西日本豪雨で大きな被害を受けた被災地に対し、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は12日、東京・六本木の日本台湾交流協会東京本部で、台湾からの義援金2000万円の目録を同協会の谷崎泰明理事長に手渡した。 謝代表は「台湾…
解放感に浸る白夜の夏
地球だより フィンランドの四季は大きく二つに象徴される。暗く長い冬と日照時間が長い夏だ。 フィンランドの夏は白夜で象徴される。6月、7月は、首都ヘルシンキでも夜の10時、11時ごろまで明るいし、朝、目覚めればすでに太…
自家製有機肥料で米・野菜栽培
発酵堆肥で土壌を改良 田中農場会長 田中正保氏に聞く 中国山地の麓、鳥取県八頭町にある田中農場は1980年の創立で96年有限会社化。2004年から化学肥料を一切使わず、自製の有機肥料(牛ふん完熟堆肥)による米と野菜の栽…
米中の貿易戦争は“夕立ち程度”なのか
韓国紙セゲイルボ 結局、米中貿易戦争が炸裂(さくれつ)した。両国は6日、各々340億㌦規模の関税爆弾を投下した。状況が変わらない限り追加関税の賦課もある。 米中に続き欧州連合(EU)、ロシアなどまでも貿易戦争に参戦し…
ロシア政府が年金支給年齢引き上げ提示、92%が反対し各地で抗議
ロシア政府はこのほど、国民の反対が極めて強い二つの政策―年金支給年齢の引き上げと、付加価値税率のアップを発表した。3月の大統領選ではまったく言及されず、寝耳に水の発表に、ロシア各地で抗議運動が広がった。プーチン大統領は…
周到に韓国変革進める親文勢力
韓国紙セゲイルボ 盧武鉉氏は大統領として三つの目標を掲げた。過去の歴史問題を全部整理する。官僚の総入れ替え。若い友たちが思う存分仕事ができるよう支援する。彼は就任の辞で、「反則と特権が容認される時代はもう終わらせなけれ…
両陛下、野生種の繭収穫される
最後の養蚕終わる 天皇、皇后両陛下は12日午後、皇居内の養蚕施設で、野生種の蚕「天蚕(てんさん)」の繭を収穫された。皇后陛下にとって、今回が最後の養蚕作業。来年以降は新皇后となる皇太子妃雅子殿下が継承される。 皇居内…
米無人機の文書闇サイトで販売、ハッカーが盗み出す
高度な偵察・攻撃能力を持つ米軍の無人機リーパーに関する文書がハッカーに盗み出され、闇サイトで売りに出されていたことを、米情報分析企業レコーデッド・フューチャーが11日、明らかにした。同社は「先進技術を搭載したリーパーの…
追加関税発動、互いに為にならない報復合戦
トランプ米政権が中国から輸入する年500億㌦(約5・5兆円)相当のハイテク製品に25%の追加関税を課す制裁措置を発動した。これに対し、中国が直ちに同規模の米国産品に報復関税を実施し、制裁と報復の貿易戦争に発展している。…
「潜伏キリシタン」の関連遺産が世界文化遺産…
「潜伏キリシタン」の関連遺産が世界文化遺産に登録された。全く結構な話だが、潜伏キリシタンという名称には違和感を覚えなくもない。「隠れキリシタン」という表現の方が一般的だからだ。 もっとも隠れキリシタンに関しては、江戸…
ビーチでも黒ずくめ
地球だより 地中海沿岸の都市アレクサンドリアとリビア国境の中間にあるマルサマトルーフのビーチが素晴らしいと聞いたので行ってみた。 ホテルからの眺めは抜群、左右に広がる広大な海は、細長い陸地によって入り江がほぼふさがれ…
クシュナー氏ら中東諸国歴訪、米独自の和平案に支持求める
トランプ米大統領の娘婿で中東和平仲介を担当するクシュナー大統領上級顧問らは先月、イスラエルをはじめ、ヨルダン、サウジアラビア、エジプトなど中東の関係諸国を歴訪した。各国政府と米独自のパレスチナ和平案を協議、支持を求めた…
島サミットに台湾も招待を
平成国際大学教授 浅野 和生 西太平洋まで範囲拡大 開かれたインド太平洋実現へ 2015年12月にインドを訪問した安倍首相は、モディ首相とともに「インド太平洋地域と世界の平和と繁栄のための協働」を謳(うた)う共同声明を…
“出塁マシン”秋信守
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 プロ野球経営者の立場から見るとチーム貢献度が最も大きい打者は誰だろうか。一般的にはホームランやヒットをたくさん打つ選手を挙げるだろうが、正解ではない。出塁率が高い選手だ。選球眼がよ…
タイ洞窟、世界が一つになった少年救出
タイ北部チェンライ県の地元サッカーチーム、ワイルド・ボアーズ所属の11歳から17歳の少年12人と25歳のコーチ1人の13人が、タムルアン洞窟に閉じ込められてから18日目に全員救出された。 雨水が洞窟をふさぎ外に出られ…
米国の対北朝鮮交渉で最強硬論の産経に留意しつつ、交渉を見守りたい
◆成果皆無の高官協議 何しろ過去の非核化協議でも、相手をだまし続けてきた名うてのワル、北朝鮮相手の協議であるから、誰もひと筋縄でいくなどとは思っていない。としても、ポンペオ米国務長官がこの6、7両日に訪問した北朝鮮で、…
「いったい、これがわれわれの祖先によって…
「いったい、これがわれわれの祖先によって作られたものなのだろうか? これらはふつう考えられている、なごやかで繊細な日本の伝統とはまったくちがっています。むしろその反対物です」(「縄文土器」)。 美術家の岡本太郎がヨー…
難民・移民・外国人労働者、日本はウィンウィンの関係を
欧州がまた難民・移民で大揺れだ。 「移民問題が欧州連合(EU)の命運を握る」(メルケル独首相)。 だが、受け入れ大国だったドイツやイタリアも含め、抑止ムードが強まっている。 そんな中、北アフリカのリビアなどからす…