Date archive for 10月, 2017
台北からナポリ、東京五輪へ
平成国際大学教授 浅野 和生 大成功の「台北ユニバ」 台湾は「台湾」と表記すべし 8月31日午後4時、台北市の総統府前を出発した「世大運英雄大遊行」の隊列は、1時間半をかけて市内を横断し、台北市政府前に到着した。蔡英文…
住民の7割が移住希望、治安悪化のリオデジャネイロ
ブラジルの世論調査会社ダッタ・フォーリャ社はこのほど、治安悪化が深刻化しているブラジル第2の都市、リオデジャネイロに関する調査結果を発表、住民の7割以上が治安悪化を理由に他都市への移住を望んでいることが分かった。フォー…
皇太子殿下御夫妻 産業殉職者慰霊式に出席される
皇太子殿下御夫妻は11日午後、東京都八王子市の高尾みころも霊堂で行われた産業殉職者合祀(ごうし)慰霊式に出席された。宮内庁によると、御夫妻での出席は2002年以来。 同霊堂は1972年建立。47年以降に労災で亡くなっ…
両陛下が能楽「海霊」御鑑賞
天皇、皇后両陛下は11日、皇居・桃華楽堂で、太平洋戦争による戦没船員を慰霊するため作られた能楽「海霊」を鑑賞された。神奈川県横須賀市で1971年から行われている戦没船員追悼式で演じられており、両陛下の御鑑賞は17年ぶり…
米でオピオイド蔓延が深刻化
米国でオピオイド系薬物の乱用が深刻化している。鎮痛剤として1990年代から多くの患者に処方されてきたが、長期間にわたって大量に服用したことで依存症に陥る人が続出。オピオイドを処方されなくなった後も違法な薬物に手を染める…
労働党創立記念日、北朝鮮の無謀な核戦略に歯止めを
北朝鮮は10日に朝鮮労働党の創立72周年を迎え、国威発揚を図る記念行事を盛大に催した。最高指導者として君臨する金正恩党委員長は7日開かれた党中央委員会総会で演説し、改めて核・ミサイル路線を正当化した。無謀な核戦略は北東…
希望の党に矛先を向け左派勢力への肩入れ続ける朝日のご都合主義
◆メディアの世論操作 総選挙が公示された。投票日までどんな展開を見せるのか、先の読みにくい今選挙だ。そんなとき、メディアはラベリング(レッテル貼り)などで世論操作をやり、有権者を巧妙に誘導しようとする。 細川連立政権…
今年のノーベル経済学賞を受賞するのは、…
今年のノーベル経済学賞を受賞するのは、米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授である。人間の心理を意思決定の分析に応用した「行動経済学」の研究が評価された。 従来の経済学では、経済主体は利益を求めるために合理的な判断を…
神鋼データ改竄、不祥事繰り返す病巣は根深い
神戸製鋼所のアルミ・銅製品などの一部について、強度などを示す検査証明書のデータが改竄(かいざん)され、顧客企業と交わした仕様に合わない不適合品が出荷されていたことが分かった。 これまでも同社はデータ改竄を繰り返してき…
衆院選への視点 国のビジョン見極め選択を
政治部長代理 武田滋樹 第48回衆議院選挙が公示された。政権選択の選挙として、安倍晋三首相率いる自公連立政権が継続するか否かが最大の焦点だ。また、歴史的な視点で見ると、今回の選挙は1998年に民主党として結党して以来、…
「沖縄県民が自ら米軍に基地を提供した」
野党自民党側が沖縄県議会で証拠挙げ翁長知事を追及 沖縄県の翁長雄志知事は就任以来、「沖縄県民は自ら(米軍に)基地を提供したことは一度もない」と県内外に発信している。だが、これは歴代3知事の発言と全く食い違っているだけで…
「左派ウイルス」に集団感染?
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「基地反対は嫌いでも、沖縄のことは嫌いにならないでください」(ワニブックス)が、発行から半年を経た現在も沖縄県内の書店でロングセラーとなっている。本土の人々の沖縄に対する誤解を解い…
衆議院選挙が公示され、いよいよ戦いの火蓋が…
衆議院選挙が公示され、いよいよ戦いの火蓋が切られた。12日間の短期決戦だが、それにしても選挙戦突入前の動きが目まぐるしかった。 安倍晋三首相の突然の解散表明、小池百合子氏の希望の党代表就任、前原誠司代表が推進した民進…
米朝の“舌合戦”は猿芝居か
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 朝鮮半島の伝統的戦い “頭突き”炸裂の執念捨てず アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長の“舌合戦”を見ていて思い出したことがある。今から47年前に韓国に留学した時のことである…
銃犯罪の防止へ行動を
米コラムニスト ファリード・ザカリア 銃規制との間に相関関係 「頭がおかしい」は責任逃れ 「病的で、頭のおかしい男だ」-トランプ大統領は、米国内で起きた銃撃事件の犯人についてこう語った。このような言葉は、事件が起きるた…
晩節汚さぬ引退が大事
いよいよ明日から衆議院総選挙が始まるが、自民党・民進党を中心に与野党のベテラン議員の多くが立候補せずに政界から引退した。 引退してからも、たびたびマスコミを賑(にぎ)わしているのが、一足先に引退した鳩山由紀夫元首相だ…
総選挙公示、「大局」に立って針路を問おう
衆議院選挙があす、公示される。「政権選択」の選挙だ。安倍政権の5年を問い、今後の日本の針路を定める。 どの政党に政権を委ね、未来を託すのか、有権者は選挙戦を通して各党の政策を見定めてほしい。 三つ巴の構図生まれる …
“小池劇場”ばかりに目を奪われ希望の党の政策を追及しない新潮
◆見出しで知れる内容 見出しを見ただけで、本文を読まずとも内容が知れるのは、編集の腕なのか、それとも中身がないのか? 週刊新潮(10月12日号)は希望の党を立ち上げた小池百合子東京都知事を特集し、「小池百合子の希望・横…
「天然資源を損なわない養殖産業が持続可能な…
「天然資源を損なわない養殖産業が持続可能な漁業の鍵を握っている」とは、熊井英水・近畿大学名誉教授の言葉(著書『究極のクロマグロ完全養殖物語』)。 熊井氏は約半世紀、一貫して魚類の養殖に携わり、2002年に近大研究チー…
兵役免除に揺れるイスラエル
獨協大学教授 佐藤 唯行 違憲判決に戸惑う政権 宗教政党と世俗派の板挟み 9月12日、イスラエル最高裁はユダヤ教超正統派の信徒もイスラエル市民権を持つ他のユダヤ人同様に兵役に服さねばならぬとの判決を下した。超正統派の兵…
アラブ同盟国の分裂で脅かされる米の利益 U.S. interests at risk in Arab allies’ rift
【アブダビ(アラブ首長国連邦)】中東地域には有名なアラビア語のことわざがある。「一番の良策は怒っていない人間からもたらされる」 残念なことに、中東では厄介な騒動をめぐる長く深い怒りが、米国の最も緊密な同盟国を分断して…
消える民進党にこそ総選挙戦略を問うてほしかったNHK「日曜討論」
◆希望は野党第1党か 10日公示の衆院選に向け役者も出そろった。しかし、民進党が存在しながら審判を受けないのは腑(ふ)に落ちない。9月1日代表選で、共産党との共闘を見直すと表明して選出された前原誠司代表は、同党の原点だ…
イシグロ氏文学賞、世界が認めた日本的感性
今年のノーベル文学賞に、日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロ氏が決まった。両親が日本人で、日本にルーツを持つイシグロ氏の受賞は、日本文化や日本的感性の普遍性、世界性を見つめ直す機会となろう 英国的テーマで成功 イ…