Date archive for 2月, 2016
英国とEU、離脱派にポピュリズムの影
欧州連合(EU)に留(とど)まるか離脱するかを問う国民投票を、英国は6月23日に実施する。ブリュッセルで開かれたEU首脳会議でEU改革案が合意されたことを受け、キャメロン英首相が発表した。 域内第2の経済規模を持つ英…
「××を映画にしてやるから、契約書のサインを…
「××を映画にしてやるから、契約書のサインを原作者からもらってくれ」との電話が、その作家の担当編集者のところにかかって来た。電話の相手は、黒澤明監督の代理の者(息子)だった。 高橋一清著『芥川賞・直木賞をとる!』(河…
ルーブル暴落と市民生活
地球だより 両替所に掲示されたルーブルとドルの換金レートをみて、ため息を漏らす人をよく目にする。ルーブル安が一層進み過去最安値を付け、一時、1㌦84ルーブルまで下落した。 これはドルに対して、この2年でルーブルの価値…
最高齢の記録王
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 カエサル、リンカーン、エジソン、丁若鏞(チョンヤギョン)(朝鮮後期の実学者)。彼らの共通点は、とんでもないメモ魔だった点だ。地上の王座に就き、膨大な創作物を残した秘訣(ひけつ)はメ…
両陛下、首相ら招かれ茶会
比訪問への尽力に感謝 天皇、皇后両陛下は24日午後、1月にフィリピンを公式訪問された際に尽力した人たちを皇居・宮殿に招かれ、茶会を催された。安倍晋三首相をはじめ、外務省や厚生労働省ほか各省庁の関係者など約330人が出席…
南スーダンで来週にも国民統合政府発足
駐独南スーダン大使に聞く 駐独のシトナ・アブダラ・オスマン南スーダン大使は23日、訪問先のウィーンで本紙との会見に応じた。同大使は同日、オーストリアのフィッシャー大統領に信任状を提出した後、オーストリア商工会議所などを…
沖縄の本屋は狭い言論空間<English付>
エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 売れ筋より“政治団結” 並べない拙著『オキナワ論』 ご存知の読者もいるとは思うが、筆者は先月『オキナワ論』を出版した。世界日報の2月14日付の読書欄では本…
核・ミサイルの次は対南テロか
韓国紙セゲイルボ 今国会で防止法の制定急げ 北朝鮮の第4回核実験と長距離ミサイル発射に続き、今度はテロに対する憂慮が大きくなっている。最近、国会の「緊急安保状況点検党政協議」で、金正恩(キムジョンウン)北朝鮮国防委員会…
「歴史問題に戦略的反論を」
世日クラブ 拓殖大学学事顧問 渡辺利夫氏が講演 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)は24日、都内で、拓殖大学学事顧問(前総長)の渡辺利夫氏を講師として招き、「戦後70年とは…
「残念。市民は怒り心頭」 普天間飛行場移設問題
宜野湾市長 佐喜真淳氏に聞く 沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長は23日午後、本紙との単独インタビューで、米太平洋軍のハリス司令官が同日、普天間飛行場の名護市辺野古移設の完了時期が2025年になるとの見通しを示したことについ…
「言葉や行為だけで人間の心が伝わるなら、…
「言葉や行為だけで人間の心が伝わるなら、物語を作る必要はないんですね。あえて作ろうとするのは、宗教家なども同じだと思うんですが、心が通じあえるのが難しいからなんです」。 先日亡くなった作家、津島佑子さんがインタビュー…
外務省「慰安婦」国連説明に「遺憾」で議論を深めたくない朝日の本音
◆国際社会に誤報影響 辞書を引けばすぐ分かるとはいうものの、何となく分かったようでいて、実は正確にはよく分からない微妙な表現に「遺憾」という用語がある。広辞苑には「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。」と出てい…
民維合流新党、選挙ありきの野合でいいのか
民主党と維新の党が3月に合流する見通しとなった。民主党の解党は行わず、新しい綱領を定め、党名を変えて3月に新党名での結党大会を目指す方向だ。折り合いがつかなかった新党結成の協議は、共産党が参院1人区での候補者取り下げの…
「移設しなければ不利益」 宜野湾市民訴訟
原告、当事者適格性を主張 沖縄県の翁長雄志知事が普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ(名護市辺野古)沖移設に伴う公有水面埋め立て承認を取り消した問題で、宜野湾市民112人が翁長氏と県を相手に取り消し無効を求める…
子供の貧困率、全国平均の1・8倍 “対応遅い”翁長県政に批判
島尻担当相が集中視察 翁長雄志知事は16日、沖縄県議会で所信演説を行い、子供の貧困対策を新たな県政の柱に加えることを確認した。1月4日の年頭あいさつでも「特に子供の貧困への対応は性根を据えて力を尽くしていきたい」とも述…
那覇市施政方針に「辺野古反対」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 那覇市の城間幹子市長が12日に発表した平成28年度施政方針では米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設の阻止を掲げた。 「辺野古に目を向けると、国は『辺野古推進が唯一の…
北の「対米抑止力過信」を警戒 中谷元防衛相に聞く
日米韓の防衛協力さらに強化を ⇒ English 中谷元防衛相はこのほど、防衛大臣室で本紙のインタビューに応じ、北朝鮮による核実験・長距離弾道ミサイルの発射実験による能力の向上を「極めて強く懸念すべきことだ」と述べると…
壁に突き当たっている中国 China against the wall
主流メディアには――中にはこれを盲点と呼ぶ人がいるが――ありとあらゆる疑わしいことがあっても、中国の共産党員のことは、良い方に解釈してやるという習わしがある。盲人の王国では、一方の目が見える人を厚遇するというようなやり…
シリア内戦、持続性ある停戦で流血停止を
シリア内戦の停戦をめぐって協議していた米露が合意した。多くの死傷者、難民を出した内戦の収束の契機とすべきだ。 米露合意も先行き不透明 米露両国はシリア内戦で「敵対行為の停止」の条件で合意し、アサド政権と反体制派に受け…
南半球で過去に観測された中でも最強の熱帯性…
南半球で過去に観測された中でも最強の熱帯性サイクロン「ウィンストン」が、20日夜から21日にかけ南太平洋の島国フィジーを直撃。最大瞬間風速は90メートルに達し、被災地に破壊の爪痕を残した。地球上に自然災害の種は尽きない…
判事後任は共和党が決める
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー スカリア氏死亡で綱引 最終結論は11月の選挙次第 【ワシントン】アントニン・“ニノ”・スカリア判事の席を埋める最高裁での戦いについて見てみよう。これは露骨な権力争い以外の何物…
無神経な当局対応
地球だより 昨年11月13日にパリで起きた同時多発テロは、世界中に衝撃を与えた。芸術の都、グルメとモードの街パリは、平和を享受し、世界で最も外国人観光客を集める街として知られていた。そこで130人もの犠牲者を出す無差別…