ロシア
ロシア機炎上事故の背景
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 評判悪かったSSJ100 着陸装置とエンジンに難点 モスクワ北西部のシェレメチェボ国際空港に5月5日夜、アエロフロート・ロシア航空の旅客機が緊急着陸し炎上、乗客73人、乗員5人の計78…
ウクライナ揺さぶるロシア
親露独立派住民に露国籍付与 ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州で親露派が実効支配し独立を主張している「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の住民に対し、ロシア国籍取得手続きを簡素…
ロシアの特殊作戦軍SOF
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 クリミア併合の立役者 高度な能力持つ独立した組織 米国陸軍の特殊部隊「デルタフォース」の存在はよく知られている。主に対テロ作戦を任務とするが、湾岸戦争(1990~91)、アフガニスタン…
ロシアで核水中ドローン搭載潜水艦が進水
ロシアは、核弾頭を搭載可能な高速水中ドローン「ポセイドン」を発進させられる初の潜水艦を進水させたことを明らかにした。米国にはポセイドンのような兵器はなく、専門家は、戦略核削減交渉で保有を禁止すべきだと警鐘を鳴らした。 …
バイカル湖の水狙う中国企業
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 工場建設に地元民反対 中露関係悪化の震源になるか 「シベリアの宝石」といわれ、東シベリアに位置する世界遺産の一つバイカル湖は琵琶湖の約47倍にもおよぶ三日月型の湖。ブリヤート共和国とイ…
露、ハイブリッド戦で米欧分断
ウクライナ大統領選に介入も ロシアは、シリアや2016年米大統領選への介入で自信を付け、今後は、西側を分断し、大国としての地位を取り戻すための戦略の一環として、ネット上での情報操作、「限定的」な軍事行動を推進していくと…
クリミア併合5年、「力による現状変更」を許すな
ロシアのプーチン政権がウクライナ南部クリミア半島を武力で併合してからきょうで5年となる。 併合は国際法に違反するものであり、「力による現状変更」を許すことはできない。 実効支配強めるロシア クリミアはロシア系住民が…
日露平和条約交渉急がぬ露
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 主権強調のプーチン演説 世論調査を領土返さぬ口実に ロシアのプーチン大統領は2月20日、モスクワの商業施設「ゴスチーヌイ・ドゥボール(マーケット)」で約2000人の政府高官や上下両院議…
露大統領が年次教書演説
ロシアのプーチン大統領は2月20日、上院で、15回目となる年次教書演説を行った。対露経済制裁などで国民生活が苦しくなる中、社会保障や生活向上などのテーマに大半を費やした。しかし、昨年の演説と同様に新型兵器に言及すること…
低下するロシア軍の人的能力
ロシア研究家 乾 一宇 徴兵人口・達成率が減少 費用かかる志願兵増加も困難 国際社会で、最近のロシアは、力による行動で、意図を達成しようとしていると見られている。その有力な手段であるロシア軍、その構成要素の人的能力を検…
ロシアが小型核2000発を配備
「将来使用する準備」米司令官が指摘 米戦略軍のハイテン司令官は、ロシアの戦術核兵器に関する情報機関の評価報告書を初めて公表した。上院軍事委員会でハイテン氏は、ロシアが2000発もの小型核兵器を配備しており、将来の紛争で…
露年次教書、対日交渉引き延ばしが狙いか
ロシアのプーチン大統領は、内政・外交の基本方針を示す恒例の年次教書演説を行った。 このところ首脳会談や外相会談が重ねられている日露平和条約交渉については「われわれは日本との政治的対話と経済協力を促進し続けるだろう。平…
ベラルーシ吸収、ロシアの孤立が深まるだけだ
旧ソ連解体で離別したロシアとベラルーシが、実質的な連邦国家の創設に動きだすのではないかとの噂(うわさ)が昨年末以来、広まっている。 それもウクライナ南部クリミア半島併合と同じパターンで、人口数や国土面積などで断然優位…
再浮上するロシア・ベラルーシ連邦国家
形骸化しているロシア・ベラルーシ連邦国家に新たな動きがみられる。ロシアの憲法の規定により2024年に任期が終わり再選はできないプーチン大統領が、ロシア・ベラルーシ連邦国家の元首に就任することで、事実上の終身大統領となる…
露、極超音速ミサイルを試射
米との兵器開発競争に拍車 ロシアのプーチン大統領は26日、核搭載極超音速ミサイルを間もなく配備すると発表した。既存のミサイル防衛網では迎撃できず、激化する米国とのハイテク兵器開発競争にさらに拍車が掛かる可能性がある。 …
東方正教会、露の影響力低下は不可避
ロシアとウクライナの関係は2014年3月のロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合以降悪化した。 今年11月にはロシアがクリミアとロシア本土を隔てるケルチ海峡で「領海侵犯」があったとしてウクライナ海軍艦船3隻を拿…
ロシア、ビジネス課税強化
原油などエネルギー輸出から得られる収入が減少する中、ロシア政府はビジネスに対する課税を強化し、その穴埋めをする方針だ。しかし、制裁により経済が低迷する中での課税強化は、国民生活にさらに大きな負担を強いることになる。一方…
新ロシアでのラーゲリ生活
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 軍宿舎より快適な環境 元2重スパイが新刊で証言 レフォルトボ、ラーゲリは、かつて存在したソ連という国を知る人びとにとって、比較的なじみのあるロシア語である。それぞれ「予審(一時取り調べ…
ウクライナ艦拿捕、露の主張は受け入れられない
ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を隔てるケルチ海峡で、ロシア警備艇がウクライナ海軍の艦船3隻を拿捕(だほ)したことで両国間の緊張が高まっている。 クリミア併合後に「領海」 ロシア警備艇は黒海沿岸…
急接近するオーストリアと露
日本大学名誉教授 小林 宏晨 外相披露宴にプーチン氏 立ち位置問われるEU議長国 オーストリア南部に位置するシュタイアマルク州のあるゲストハウスで8月18日、オーストリア外相カリン・クナイスル氏(53)の結婚披露宴が開…
露の東南ア外交、欧米との対立受けての接近か
ロシア・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議がシンガポールで開かれ、ロシアのプーチン大統領とシンガポールのリー・シェンロン首相らASEAN加盟10カ国首脳が出席した。プーチン氏のシンガポール訪問は初めて。 「戦略…
制裁に苦しむロシア、経済制裁の損失は2000億ドル
これまで高い水準で推移してきたロシアのプーチン大統領の支持率が下落したまま、回復する兆しを見せていない。年金改革などへの反発に加え、欧米などによる経済制裁が国民生活に打撃を与えているためだ。プーチン政権は、制裁によりロ…
人気に陰りプーチン露大統領
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 安定より変化求める国民 年金支給年齢引き上げに反発 ロシア全土に議論を巻き起こした年金改革法の修正案が議会上院で10月3日、可決、成立した。ロシアの独立系調査機関「レバダ・センター」の…