再浮上するロシア・ベラルーシ連邦国家


ルカシェンコ大統領(左)とプーチン大統領

 ロシアとベラルーシを統合し、一つの連邦国家をつくるロシア・ベラルーシ連邦構想は、エリツィン時代に具体化した。1999年、エリツィン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領が「ベラルーシ・ロシア連合国家創設条約」に調印。同条約は2000年に発効した。

 ロシアにとってベラルーシは、北大西洋条約機構(NATO)と対峙(たいじ)するロシアの「緩衝地帯」である。旧東欧諸国を失ったロシアにとって、ベラルーシを自らの陣営に確実に繋(つな)ぎ留めることは、政治的・軍事的な価値がある。


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