社説 rss

阪大入試ミス、外部の指摘に迅速な対応を

 大阪大学が昨年2月に実施した入学試験の物理で、出題と採点のミスによって誤って30人を不合格にしていた。  このほか、在籍中の学生9人が第1志望の学科で不合格になっていた。阪大は30人を追加合格とし、希望者の入学や転学科…

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尖閣沖に潜水艦、これで対中関係改善できるか

 沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域内に、中国海軍のフリゲート艦と潜水艦各1隻が入った。中国は尖閣の領有権を一方的に主張しており、こうした挑発行為は決して容認できない。  潜航の確認は初めて  尖閣接続水域で潜航した外国潜水…

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南北閣僚級会談、韓国は対北包囲網緩めるな

 韓国と北朝鮮の閣僚級会談が行われ、平昌冬季五輪への北朝鮮の参加や南北軍事会談の開催などで合意した。  だが、会談が北朝鮮ペースであったことは否めない。韓国は対北包囲網を緩めることがあってはならない。 北が平昌五輪参加を…

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慰安婦合意新方針、日韓に深刻な亀裂生じかねぬ

 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる2015年末の日韓政府間合意について、韓国・文在寅政権は昨年末に作業部会が発表した検証結果を踏まえ、国際慣例ではあり得ない見直しの新方針を明らかにした。慰安婦問題は合意以前よりさらに解決困…

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イラン反政府デモ、核合意厳守し体制変革を促せ

 イランで年末年始に発生した大規模な反政府デモをめぐって、米国とイランの対立が再び深まっている。  イラン当局は「敵」からの干渉があったと非難しており、トランプ米政権は停止している対イラン制裁を再開するか、12日にも判断…

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道徳教育、子供の本気引き出す授業を

 「道徳の授業って、何なの?」という“そもそも論”を始めると、きりがない。  答えは簡単ではない。教科書を読んで感想を述べ合ったり、いじめ問題などを“寸劇風”にこしらえ、登場人物の気持ちを探ったり、ということが教育の現場…

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出生数減少、未婚化の流れ食い止めよ

 少子化が一段と進んでいる。厚生労働省の推計によれば、2017年に生まれた子供の数は94万1000人で、1899年以来で最少となった。  少子化による人口減少が続けば、国家の存立を脅かすことにもなる。少子化の背景にある未…

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新成人に贈る、混迷時代の変革の原動力に

 きょうは成人の日。総務省統計局の推計では、今年新成人となる人は123万人で昨年とほぼ同数だ。  内訳は男性63万人、女性60万人で、全人口に占める割合も昨年と同じ0・97%という。  結婚願望が強い世代  新成人が生ま…

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南北会談、「最大限の圧力」かけ続けよ

 韓国と北朝鮮の高官級会談が9日に板門店で開かれる。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「新年の辞」の演説で、平昌五輪への代表団派遣や韓国との対話の用意を表明したことがきっかけだ。  しかし、北朝鮮に対する国際包囲網が緩むの…

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貴乃花理事解任、事件解明は十分ではない

 元横綱日馬富士による幕内貴ノ岩への傷害事件に始まる一連の問題に絡んで、日本相撲協会の臨時評議員会は旧臘28日の臨時理事会で決議された貴乃花親方(元横綱)の理事解任案を承認した。協会理事が解任されるのは初めてで、親方は役…

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18年の日本経済 賃上げ、減税で勢いつくか

 東京証券取引所で新年最初の取引(大発会)が行われ、日本経済が本格的に動きだした。経済的には昨年は大きな波乱もなく、緩やかな拡大を続けたが、新年はどんな展開になるのか。  当初予算として過去最大の規模の2018年度予算(…

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憲法改正論議、未来を見据え「公論」を起こせ

 憲法を改める。そのための一歩を確実に刻む――。それが明治150年の節目となる本年の最大の課題だ。明治維新の起点となった「五箇条の御誓文」には「万機公論に決すべし」とある。国難の時こそ改憲への「公論」を起こすべきだ。  …

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節目の年に臨んで、伝統の継承と刷新滞りなく

 平成30年が明けた。天皇陛下の御退位が来年4月30日と決まり、平成はあと1年4カ月ほどで幕を閉じる。12月23日を天皇誕生日としてお祝いするのも今年が最後となる。御代替わりを目前にした節目の年に、心して臨みたい。 御代…

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“総論”脱却し自立の道探れ

主張 年頭にあたって 「各論」の時代にどう臨む  昨年は、天皇陛下が平成31年(二〇一九年)四月末日に御退位、皇太子殿下が翌日新元号で即位されることが決まりました。幾多の災害や慰霊の御訪問をはじめ国民を癒し励まされてきた…

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17年の日本 北朝鮮による国難に直面

 1年のニュースを振り返り今年の日本を総括すれば、本紙の選んだ「今年の10大ニュース・国内」には挙げられていないが、弾道ミサイル発射や核実験を強行する北朝鮮による国難に直面した1年だった。 めぐみさん拉致から40年  今…

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17年の世界 中国の「強国路線」に対抗を

 米国でトランプ政権が発足した今年は、北朝鮮情勢から目が離せない1年だった。一方、北朝鮮に強い影響力を保持する中国では、共産党大会で「強国路線」が打ち出された。北朝鮮の核・ミサイル開発と共に中国の覇権主義的な動きは大きな…

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北朝鮮船長起訴、漂着についても解明進めよ

 北海道松前町沖の無人島から発電機などが盗まれた事件で、函館地検は島に一時避難した北朝鮮船船長の自称カン・ミョンハク容疑者(45)を窃盗罪で起訴した。  北朝鮮からとみられる木造船などの漂流・漂着が11月以降に相次ぎ、多…

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慰安婦合意検証、対日関係発展の意志あるのか

 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり日韓両国政府が一昨年末に合意したことについて、その過程に問題がなかったか検証してきた韓国政府の作業部会が結果を発表した。予想通り合意にこぎ着けた朴槿恵前政権の交渉姿勢を問題視し、国際慣例上…

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オウム後継団体、公安当局は監視を強めよ

 公安調査庁は、オウム真理教の後継団体「Aleph(アレフ)」から独立した「山田らの集団」に立ち入り検査を行った。検査では、元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の写真や、松本死刑囚の説法を録画したDVDなどが多数保管されて…

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対北制裁強化、発展には核放棄が不可欠だ

 国連安全保障理事会は北朝鮮への石油精製品の輸出の制限や、海外で働く北朝鮮労働者の送還などを盛り込んだ新たな制裁決議を中国、ロシアを含む全会一致で採択した。 ICBM発射受けた措置  制裁決議は北朝鮮が先月末、新型のIC…

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のぞみ亀裂、JR西は安全意識高めよ

 JR西日本の新幹線の台車で見つかった亀裂は、長さが44㌢で台車の枠の3分の2に達していた。走行中に破断していれば大事故となった可能性がある。 事故の教訓生かされず  台車枠は鋼材製で、断面が幅16㌢、高さ17㌢のほぼ正…

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18年度予算案、重点政策もっとメリハリを

 2018年度予算案が閣議決定された。一般会計総額97兆7128億円と、6年連続で過去最大を更新した。  予算案の目玉は、安倍晋三首相が「国難突破」へ向け掲げた安全保障対策の強化と「人づくり革命」「生産性革命」の実現政策…

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米国家安保戦略 「力による平和」の徹底図れ

 トランプ米大統領は政権初となる「国家安全保障戦略」(NSS)を発表した。  前回の策定はオバマ政権時代の2015年だった。軍事力に依存し過ぎずに国際協調主義を強調したオバマ政権とは違い、トランプ政権のNSSは米国の「死…

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