コラム
この2~3日、東京では最高気温も30度以下と…
この2~3日、東京では最高気温も30度以下と暑さも一服した感じである。8月の二十四節気は上旬に秋の気配を感じるようになるという立秋があり、下旬に処暑(しょしょ)がある。処暑は「暑さが止む」の意味で、今年は23日で台風シ…
後方装備にも関心を
防衛省は2017年度予算の概算要求で、防衛費を前年度当初よりも増やし、5兆168億円を計上する方針だ。今年度予算より2・3%増の予算要求額となっている。 尖閣諸島(沖縄県石垣市)など離島防衛を念頭に、2035年度配備…
人気の「ジャパン・ハート」
地球だより カンボジアでは5月、日本の医療施設「ジャパン・ハート」が開設され、人気を博している。中には車で5、6時間かけて来る人もいる。治療費が無料というメリットもさることながら、高度の技術や機器を持った日本への信頼感…
「詰め込み」と「ゆとり」の狭間で
次期学習指導要領の「審議まとめ(案)」が、8月1日に開かれた文科省教育課程企画特別部会で示された。「社会に開かれた教育課程」の実現を掲げ、「アクティブ・ラーニング」(AL)の視点から学習過程の改善方策が示された。 現…
今世紀初頭から既に国連機関などが強く警告…
今世紀初頭から既に国連機関などが強く警告しているが、世界の人口増に伴う水不足は深刻だ。とりわけアフリカ諸国では、それが広範囲にわたり現実的なものになっている。 今回、安倍晋三首相が出席した「第6回アフリカ開発会議(T…
「台風の来るの来ぬのと稲の花」(高浜虚子)…
「台風の来るの来ぬのと稲の花」(高浜虚子)。そろそろ稲の花が咲く季節。とはいえ、稲の花はそれほど目立たない。 稲というと、季節ごとにその生長ぶりが祭事や神事に関わっている。例えば、早乙女が行う田植えの神事、垂れた稲穂…
国連での闘い、敵国条項の幽霊退治を
今年末退任する潘基文・国連事務総長の後任をめぐる争いが、進行している。安全保障理事会が総会に勧告する候補を選ぶため、7月から2回、11人の候補者に対し非公式予備投票を行った。3回目は29日だ。2回とも1位はグテレス前国…
北ミサイル開発の裏面史
8月24日、北朝鮮がSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)1発を発射し、約500キロ飛行させて日本の防空識別圏内80キロに着弾させた。狙いは性能向上テストだが、日中韓外相会談と米韓合同軍事演習に合わせたけん制だろう。 S…
都内のターミナル駅周辺などで、スカーフを…
都内のターミナル駅周辺などで、スカーフを被った女性をよく目にするようになった。インドネシアやマレーシアからの旅行者らしい。経済成長を背景に、これらの国のイスラム教徒の観光客が増加している。 そんな旅行者を見るたびに、…
イスラム指導者らの責任逃れ
地球だより エジプトに十数年滞在して、目に余り、怒りさえ覚えることの一つにイスラム指導者の、テロなどイスラムの教理に触発されて起こる事件に対して、一切の責任を持とうとしない怠慢で不誠実な姿勢がある。 ムバラク元大統領…
いったんは収まったかと思っていたが、実際は…
いったんは収まったかと思っていたが、実際はそうではなかった。このほど正式発表されたSMAP解散をめぐる騒動だ。よくある話で、問題の根っこにあるものがキチンと解決されないまま和解を演出すればこういう結果になる。 グルー…
政治家の口
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 米国の共和党大統領候補ドナルド・トランプは千変万化する口を持っている。関心誘導→攻撃→前言撤回のパターンに従っている。 彼の刺激的な発言は確かに大統領選挙の歴史に一時代を画してい…
日本の三大名城の一つとされる熊本城は国の…
日本の三大名城の一つとされる熊本城は国の特別史跡で、櫓や城門や塀は国の重要文化財。戦後再建された天守閣は黒を基調にした風格あるもの。大胆で精緻な石垣はNHK大河ドラマの舞台になってきた。 だが4月14日に起きた熊本地…
現実を見ないオバマ大統領
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 核合意でイランが復活 中東で勢力拡大するロシア ロシアの爆撃機が先週、イランの空軍基地を飛び立ち、シリアの反政府組織の拠点を攻撃した。国務省は驚いていないふりをした。それはそ…
駅エレベーターの故障放置
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄都市モノレール社が運営する、「ゆいレール」の全15駅のうち、6駅でエスカレーターまたはエレベーターが故障したまま長期間にわたって放置されていることが明らかになった。これを受け1…
関東地方を直撃し、東北地方を縦断した台風9号…
関東地方を直撃し、東北地方を縦断した台風9号。総体的に被害が抑えられたとみられるのは、国や自治体の河川管理、住民の災害に対する備えがそれなりに進んできたからだ。 ただし、局地的豪雨が繰り返し観測されるのは、ここ10年…
天皇制が羨ましい?
地球だより 「生前退位」を示唆するお気持ち表明で韓国でも天皇陛下に対する関心が高まり、訪韓問題に言及するメディアもちらほら見受けられる。 某大手紙は「韓国に対する親近感を多様な形で示した明仁・日王(天皇の韓国式呼び方…
経済も昇り傾向だった7年前の決定時には予想も…
経済も昇り傾向だった7年前の決定時には予想もできなかった不況下、汚職疑惑で大統領不在という政情不安の中で開幕したリオデジャネイロ五輪。治安への懸念は予想通りで不安をかき立て、準備の遅れに加え、実際の大会運営でも輸送の混…
賄賂にも地域格差
地球だより 国連開発計画(UNDP)がこのほど、面白い調査を発表した。 ベトナムで横行する賄賂に関し、その額も許容度も地域格差があるというものだ。 ホーチミン市のデータによると、社会通念として賄賂を渡す必要があると…
「健康家族」を取り戻すために
心療内科医の星野仁彦氏(福島学院大学教授)が、著書『子どものうつと発達障害』(青春出版社)の中で、「健康家族の三つの条件」という興味深い見解を紹介している。 星野氏は、多くの子供たちを診療してきた経験から、子供たちの…
メダルラッシュの日本選手団の活躍。リオ…
メダルラッシュの日本選手団の活躍。リオデジャネイロ五輪で最終日の21日を前に、41個(金12、銀8、銅21)のメダルを獲得した。人知れず精進した結果だろう。 その中でも3位決定戦で勝ち、銅メダルを取った選手たちの姿は…
「一声の鳴きそびれたる夜蝉かな」(五十嵐播水)…
「一声の鳴きそびれたる夜蝉かな」(五十嵐播水)。セミの鳴き声で一番印象に残るのは、ミンミンゼミだろう。セミの合唱の中で、自分が主役だと言わんばかりにソロで甲高く鳴く声はひときわ耳に残る。 セミの声に、さまざまな違いが…
リオデジャネイロ五輪もあと3日。今回ほど…
リオデジャネイロ五輪もあと3日。今回ほど、日本選手の涙を多く見る大会はないように思える。うれし涙あり悔し涙あり、地球の裏側でテレビ観戦していても、ついもらい泣きすることがある。 卓球女子団体の準決勝でドイツに敗れ、悔…