国連での闘い、敵国条項の幽霊退治を
山田 寛 2016/8/27 コラム|山田寛の国際レーダー [会員向け]
今年末退任する潘基文・国連事務総長の後任をめぐる争いが、進行している。安全保障理事会が総会に勧告する候補を選ぶため、7月から2回、11人の候補者に対し非公式予備投票を行った。3回目は29日だ。2回とも1位はグテレス前国連難民高等弁務官(元ポルトガル首相)だったが、過去東欧から事務総長が出ていないし、女性待望論も強く、東欧の女性が有利との声がある。その点で注目されているのが、ボコヴァ国連教育科学文化機関(ユネスコ)事務局長(元ブルガリア外相)だ。
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