[地球だより]
もう始まった年末セール ー米国から
例年は11月下旬のブラックフライデーで幕を開ける米国の年末商戦だが、今年は1カ月以上前倒しですでに始まっている。 昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店舗での混雑を避けるため、ブラックフライデーに集中させていた…
日本びいきの脱北者 ー韓国から
15年来の友人とソウルで久しぶりに会った。もともと彼は日本生まれで中学2年まで関西で育った在日朝鮮人だったが、「帰国事業」で組織の幹部だった親戚に連れられ北朝鮮に渡った。そこで大学を出て就職した後、結婚して子供ももうけ…
コロナ禍でも「中秋の焼き肉」 ー台湾から
「中秋節は家族で焼肉」というのが台湾の風習だ。スーパーに焼肉用品が並び始めると中秋節が近いことを思い出させる。一風変わったこの風習だが、1980年代後半、ある企業が「中秋節は家族で焼肉を」と銘打ち、焼肉のタレを大々的に…
雄大なアスワンのナイル川 ーエジプトから
エジプトにある数多くの眺望に中で、一番心穏やかに楽しめる風景はどこだろうかとの問いがあるとすれば、それはアスワン市内を南北に流れるナイル川の風景だと答えたい。雲一つない快晴の中で、真っ青な川の上を、無数のヨットがゆった…
反ワクチン新政党が州議会選で躍進 -オーストリアから
オーストリアでは、新型コロナウイルスワクチンに反対する新しい政党が誕生し、州議会選で議席を獲得するという異変が起きている。 先月26日に実施されたオーバーエステライヒ州議会選では、与党の中道右派「国民党」が37・6…
ただでは転ばないたくましさ ーブラジルから
先日、久しぶりに自宅近くのショッピングセンターを訪れて驚いた。入場口での検温やアルコール消毒を促し、入場人数を制限する係員や警備員がいなくなっていたのだ。 入場口には、セルフチェック用の検温器とアルコールが設置してあり…
トムヤンクンは総菜ータイから
地球だより 伝統的なタイの料理法は、煮る焼くといたってシンプルだった。タイの食文化はわが国同様、基本的に米を主食とし焼き魚を副食としてタンパク質を摂取、さらにハーブなどの生野菜を生食した。 タイ料理というとトムヤンク…
テクノロジーに感謝ーイスラエルから
地球だより イスラエルでは、9月6日の日没から8日にかけてユダヤ暦新年の祝日だった。これに始まり、7日後のヨム・キプール(贖罪〈しょくざい〉の日)、さらに4日後から1週間にわたる仮庵祭と、祝日が続く。昨年はコロナ禍でこ…
パリ郊外で自動運転バス試験運用ーフランスから
電気自動車(EV)がなかなか普及しないフランスで、パリ郊外のバス専用レーンを用いて、自動運転バスの試験運用が開始された。これまでフランスは自治体が運営する公共サービス車両のEV化を進め、公園の清掃作業用の車をEV化した…
共通した感染予防策ーネパールから
地球だより 猛威を振るっていた新型コロナウイルスだが、ネパールの15日の感染者数は1760人で、1220人が回復、7人死亡だった。5月のピーク時は感染者数が1日1万人に迫る勢いであったので減少傾向にある。 とはいえ、…
アンケート調査の手紙に「前払い金」ー米国から
地球だより 自宅の郵便受けには、自動車保険の加入依頼など広告類がよく届く。これらの多くは、さっと目を通して、そのままゴミ箱に捨てることになる。先日届いた封筒も、一見こうした郵便物の一つと思われたが、封筒の透明な部分から…
英語圏都市を目指す市長ーフィンランドから
首都ヘルシンキの新しい市長に就任したバルティアイネン市長が、なんと英語を公用語にしたいと発言し、このアイデアに賛同してほしいと述べた。 市長としては、ヘルシンキの公共部門での既存の公用語であるフィンランド語とスウェー…
コロナ禍でも海外へーイスラエルから
イスラエルでは、9月6日の日没から8日にかけてユダヤ暦新年の祝日だった。これに始まり、7日後のヨム・キプール(贖罪〈しょくざい〉の日)、さらに4日後から1週間にわたる仮庵祭と、祝日が続く。昨年はコロナ禍でこの期間を都市…
コロナ禍でホームスクーリングが急増ーオーストリアから
地球だより 親が子供を学校に通わせず、自宅で勉強させる傾向が強まってきた。オーストリア文部省によると、新学期が始まる前に3600人の子供が学校登録を抹消し、その数は最大6000人になると見込まれている(学校登録を抹消し…
コロナ禍で偽の証明書が横行ーフィリピンから
地球だより フィリピンでは以前から偽の免許証や卒業証書などが横行していたが、コロナ禍になり検疫関連の偽の証明書が出回り当局を悩ませている。 このほどセブ市で、偽のワクチン接種カードを販売していた男が逮捕された。男は印…
3カ月ぶりの2回目ワクチンーブラジルから
地球だより 先日、2回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受けた。1回目の接種を受けたのは5月末だったので、実に3カ月ぶりの接種となる。 接種間隔が空いたのは、別にワクチンを拒否していたわけではない。ブラジル保健省や…
「多文化家庭」時代に備えは?ー韓国から
地球だより 韓国でもここ20年余り国際結婚が増えた。出産時の男児選好の影響で男性が女性より多い時期が続き、特に嫁の来手(きて)が見つからない農村の男性たちに、主にアジア系女性が嫁いでくるケースが目立った。だが、近年は自…
動き出す李登輝総統記念図書館ー台湾から
地球だより 李登輝基金会は、台湾の民主化を進めた李登輝元総統逝去から1年となる7月30日の前日に台北市内で記者会見を開き、「李登輝総統記念図書館」の設立が具体的に動き出したことを報告した。 設置場所となったのは、国立…
メダルに期待、東京パラーイスラエルから
地球だより 8月24日に始まった東京パラリンピック。イスラエルは、陸上、水泳、車いすテニス、バドミントンなどの競技に参加する18歳から55歳までの33人のアスリートを送り出している。 イスラエルは2016年のリオパラ…
半分以上メダルない五輪参加国ーネパールから
地球だより 熱戦が繰り広げられた東京五輪だが、ネパールからも競泳2人、射撃1人、柔道1人、陸上1人の計5人の選手が参加した。各選手、予選にして姿を消しているが、閉会式には男子競泳のアレクサンダー・シャー選手と女子競泳の…
コロナ禍でも廃れない握手の文化ー米国から
地球だより 昨年の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国でもあいさつする時の習慣である握手やハグを避け、社会的距離を取るようになった。しかし、ワクチンを接種する人が増える中で、再び目にするようになった。 5月にキリ…
夏の楽しみーイスラエルから
地球だより イスラエルはフルーツが豊富だ。夏の時期、店頭にはイチジク、ぶどう、桃など今しか味わえない旬のフルーツがたくさん並べられている。 先月、安くて良いものを探して市場へ出掛けた。旬のフルーツを味見するのも楽しみ…
コロナブルー吹き飛ばした五輪ーオーストリアから
地球だより 東京五輪はアルプスの小国オーストリアにとって忘れることができない大会となった。金1、銀1、銅5の計7個のメダルを獲得したのだ。国民にとって最高のエキサイティングした五輪となった。 最初のメダル獲得は、女子…