新年こそ憲法改正議論を


 これに対して、日本政府は主権国家として自衛権を有しており、2項の下でも、自衛隊は自衛のための必要最小限の実力だと解釈している。だが、自衛隊は違憲だと解釈する憲法学者が多数いる。自衛隊が合憲であると解釈する憲法学者は少数派だ。

 自衛隊は昭和25年6月25日に起きた朝鮮戦争を契機に、警察予備隊として創設され68年間が過ぎた。昭和、平成と二つの時代を生きた自衛隊は、人間であれば、ほぼ古希に近い年齢となった。自衛隊の出動する機会が増える中、このまま自衛隊の存在を曖昧な状態に放置しておくことは政治の責任として許されない。


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