「古い都政の復活許さない」荒木・都民ファ代表、第1党死守へ緊張


 小池百合子都知事の下で第1党に躍進した地域政党「都民ファーストの会」は、小池知事の入院もあり苦しい選挙となった。投票終了直後に発表された出口調査では現45議席を減らし第1党を明け渡すとの見通しが出たが、多くの激戦区で粘り腰を見せている。

「都民ファーストの会」の荒木千陽代表=4日午後、東京都中野区(辻本奈緒子撮影)

「都民ファーストの会」の荒木千陽代表=4日午後、東京都中野区(辻本奈緒子撮影)

 東京都中野区の都民ファ代表の荒木千陽氏の事務所では支援者や報道陣が詰め掛け、開票状況を見守った。

 午後8時45分すぎに、緊張した面持ちで姿を見せた荒木氏は記者会見を行い、「古い都政の復活を絶対許してはならない。第1党を死守したい」と強気のコメント。「都民の皆さんが古い都政に戻ったらどうなるのか、分かっていただけたことに変わりはない」と述べ、巻き返しへの期待を表明した。

 選挙戦最終日の小池百合子都知事の応援について、酸素ボンベを車内に積んでまで応援に駆け付けてくださったと、感情を込めた。