朝鮮戦争秘話 知られざる日本掃海隊の貢献


吉澤正大さん

 太平洋戦争の終戦後、日本中の港や沿岸の至る所には、多くの水中機雷が残されたままとなっていた。同戦争末期に米軍がB29爆撃機で大量投下したものや、日本が防備用に敷設したものなど約6万5000個の機雷が日本の主要な海路を塞(ふさ)いでしまっていたのだ。

 資源や食料を確保するための海路を復活させることが日本復興の最優先事項とされ、昭和23年5月、海上保安庁創設と同時に庁内に掃海課が設置され、掃海任務にあたっていた。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ