中国・北京で開かれたモーターショーに展示された米テスラ社の電気自動車を見る人々(UPI)

中国が脱炭素化宣言

狙いは米との「新冷戦」終結  中国の習近平国家主席は昨年9月、国連総会一般討論でのビデオ演説で、2060年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする脱炭素社会の実現を目指すと表明した。30年までに排出量が減少に転じる「ピーク…

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株価上昇を象徴する米ウォール街のチャージング・ブル像の前を新型コロナ感染拡大後にマスク姿で歩く人(UPI)

コロナ禍の時代変容-欧州

変革も格差拡大も加速 民主主義国の再結束必要  地球温暖化をもたらす気候変動、新型コロナウイルス感染の世界的流行――。目に見えない大気とウイルスが人々の暮らしや環境を直撃し、急速な変容をもたらしつつある。世界恐慌さえ叫ば…

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熱帯雨林で押収された違法伐採の木材(ブラジル連邦警察)

経済成長と環境保護で板挟みのブラジル

縮小するアマゾン熱帯雨林 40%減りサバンナ化の恐れも  世界最大の熱帯雨林として、気候変動の鍵を握るアマゾン熱帯雨林。ブラジルにとっては、アマゾンに埋まる豊富な資源と開発は、経済成長に不可欠だが、国際社会で進む地球温暖…

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ソレク海水淡水化プラント

イスラエル 砂漠の中、奇跡の農業立国

水技術で世界最先端 海水淡水化・アプリで灌漑操作  イスラエルは砂漠地帯に位置するにもかかわらず、食料自給率93%を誇る農業立国である。その秘密は、排水の再利用技術と特殊な灌漑方法にある。  イスラエル最大の淡水源である…

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選挙人選出に上院議員初の異議

不正の調査要求 共和党ホーリー氏  共和党のホーリー上院議員は30日、2021年1月6日の上下両院合同会議で、バイデン前副大統領を勝者とした大統領選の選挙人投票結果の承認に反対する意向を表明した。  上院議員としては初め…

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両陛下 国民との交流切望

ビデオメッセージ 正面見据え マスクせず 並んで語り掛け  「即位以来、私たちは皆さんと広く接することを願ってきました」。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、新年に初めて国民に向けてビデオメッセージを出された天皇、皇后…

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2021年 日本外交の課題

東洋大学教授 西川 佳秀 求められる“攻めの外交” 米新政権への楽観は禁物  コロナ災禍に襲われた2020年が過ぎ、新たな年が幕を開けた。有効なワクチンが行き渡り、21年が人類にとってコロナ封じ込めに成功した記念すべき年…

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日米豪印で中国に対抗を 4カ国識者インタビュー(上)

連携枠組みの制度化急げ  軍事・経済両面で強大化する中国が国際秩序を脅かす中、「クアッド」と呼ばれる日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国の役割が2021年も一段と重要になることは間違いない。世界日報はこうした情勢を…

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「希望持って歩める年に」 両陛下がビデオメッセージ

コロナ終息願う  天皇御一家は1日、2021年の新年を迎えられた。天皇、皇后両陛下は新年に当たり、国民に向けてビデオメッセージを公表。天皇陛下は新型コロナウイルスの感染拡大に触れ、「今年が皆さんにとって、希望を持って歩ん…

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年頭にあたって メディアは至高の「預言者」たらん

本紙主幹・黒木正博  2020年は、コロナに明けコロナに暮れた一年だった。いや、現実は本年をまたいで新型コロナウイルスの猛威は未(いま)だ収束が見えないでいる。  昨年はこうしたコロナ禍をどう捉え、対応していくか、これを…

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「天安門」外交文書の公開で対中融和政策の失策を指弾し見直し迫る産経

◆米と同様の誤り犯す  「ウイルスに年末年始はない」(菅義偉(よしひで)首相)と国民に感染防止の徹底を呼び掛ける。中国・武漢発の新型コロナ禍中の日本は、コロナ・ウイルス第3波の感染拡大への懸命な対応が続く。加えて、英国な…

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緊張下の正月を迎えた。新型コロナウイルス…

 緊張下の正月を迎えた。新型コロナウイルスの流行を1年前に予想した人は少ないはずだ。「一寸先は闇」とか「全く、どんな事でも起り得る」(中島敦「山月記」)といったよろしくない出来事への備えを求める言葉を知る人は多いだろうが…

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中国海警船 330日以上も不当航行

国境警報 今年まとめ 尖閣沖 領海侵入24回、悪質な追尾事件も増加  沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の接続水域に中国海警局の「海警」船が恒常的に侵入しているが、今年1月1日から12月30日までで、計333日確認された。これは、…

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ワクチン旅券

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  旅券は海外旅行客の国籍と身分を証明する国際身分証だ。旧約聖書には紀元前450年にペルシャの高官であるネヘミヤがユダヤに旅行したいと申し出ると、国王のアルタクセルクセス1世(アルタシ…

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国民は偉大だが国家も偉大なのか

韓国紙セゲイルボ 検察改革に執着し泥仕合  2020年1月20日は国内初の新種コロナウイルス感染者が確認された日だ。その後、私たちの生活は一変し、大韓民国の2020年は暗鬱(あんうつ)だったが、しばらくはもっと暗鬱になる…

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