台風15号被害に見る停電リスク
濱口 和久 2019/9/23 写真|Viewpoint [会員向け]
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久
9月8日の夜中から9日の明け方に首都圏を通過した台風15号は、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした。本稿執筆(16日)時点で、千葉県内では停電(停電となった世帯は一時、1都6県で約93万4900軒に達した)と断水が続く地域があり、住民は不自由な生活をいまだに強いられている。千葉県内の農林水産業の被害は267億円を超える見込みだ。被害を受けた住民にとって、日常の生活を取り戻すまでにはまだまだ時間がかかるだろう。
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