「ユダヤ国民国家法案」可決


佐藤 唯行

 イスラエル国会(一院制、議席120)は7月19日、「ユダヤ国民国家法案」を賛成62、反対55、棄権2、欠席1で可決した。

 法案可決に尽力するようネタニヤフ首相の尻を叩(たた)いたのは宗教シオニスト勢力だ。単独過半数に満たぬ世俗右派政党リクードを率いるネタニヤフは彼らに頭が上がらないのだ。宗教シオニスト諸政党の協力なしには連立右派政権を維持できないからだ。連立政権に属する国会議員の内、少なくとも26人が宗教シオニストで占められているほどだ。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ