沖縄戦記『鉄の暴風』、慶良間諸島の記述は嘘


沖縄戦記『鉄の暴風』、慶良間諸島の記述は嘘

記者は現地取材せず、左翼が広めた造語「集団自決」

 今年は終戦から75年。戦争の生き残りや当時を知る証言者が少なくなり、歴史の風化も懸念される。中でも、沖縄戦については、沖縄の復帰前後から自虐的な論調が目立ち、軍の命令による集団自決という事実と異なる概念が定着した。集団自決が起きた慶良間諸島で戦争聞き取り調査をした作家の星雅彦氏と沖縄戦ノンフィクション作家の上原正稔氏に沖縄戦の真実について語ってもらった。2回に分けて掲載する。(聞き手・豊田 剛)

 ――星さんは沖縄戦の聞き取り調査をしているが、どういういきさつで仕事を引き受けたのか。


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