32軍司令部壕の保存・公開をめぐって議論
豊田 剛 2020/1/08 沖縄|写真 [会員向け]
沖縄戦で首里城地下に設ける、県は安全面から否定的
昨年10月31日、首里城(沖縄県那覇市)の正殿などの主要施設が焼失した。沖縄県のシンボルを失った衝撃は大きく、2020年は、火災の検証・再発防止策だけでなく、再建計画をどうするかが問われる。こうした中、沖縄戦で首里城の地下に存在した第32軍司令部壕(ごう)の保存・公開のあり方をめぐっても議論されている。(沖縄支局・豊田 剛)
玉城デニー知事は6日、年頭あいさつで「一日も早い首里城の復元、歴史文化の復興復旧に取り組む」と抱負を述べた。ただ、完全な修復・再建まで少なくとも10年は要するという見方が有力だ。
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