Date archive for 9月, 2021
バイデン・ドクトリンの課題
東洋大学名誉教授 西川 佳秀 口先だけで具体策示さず 政治体制の質高める努力必要 バイデン米政権は、中露などの独裁抑圧勢力とアメリカをはじめとする自由諸国の対立という二分法的構図で世界を捉え、人権・民主主義の重要性を強…
森保Jが最終予選初勝利、積極性で窮地を打開
オマーン戦から明確に変化、中国に1-0で良薬の初白星 初戦を落とした日本に求められたのは勝利だけ。「勝ち点3は取れたが、物足りないところもあった」。吉田主将の言葉が、試合を振り返る上でしっくりくる。連敗という最悪の事態…
ビットコイン、中米エルサルバドルで法定通貨に
世界初の試みに反対派多数、激しい価格変動に不安の声も 中米エルサルバドルで7日、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)を法定通貨にする法律が発効した。BTCの法定通貨化は世界初。ただ、取引に使う公式アプリ…
東京五輪会場、利用低迷で「負の遺産化」懸念
新設された都の6つの恒久施設、黒字見通しは1施設のみ 先に閉幕した東京五輪・パラリンピックで、東京都は約1400億円を掛けて新たに六つの恒久競技施設を整備した。このうち今後黒字運営が見通せるのは1施設のみ。新型コロナウ…
水産庁が全面禁止、クロマグロを少し釣らせて
キャッチ・アンド・リリースも禁止、釣り人から不満の声 マグロの中で最高級とされるクロマグロに関する規制が、レジャーの釣りにも広がっている。今年6月に小型魚の釣りが禁止されたのに続き、8月下旬からは30キロ以上の大型魚も…
アフガン難民の逃避行、スマホで記録し映画に
「ミッドナイト・トラベラー」、9月11日より順次公開 アフガニスタンの映像作家、ハッサン・ファジリは、2015年にタリバンから死刑宣告を受ける。制作したドキュメンタリー映画がタリバンの怒りを買い、出演した男性が殺害され…
軍隊内の暴力
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 中曽根康弘元日本総理の回顧談だ。彼が1941年、海軍主計将校に任官し、部隊に行くや否や、上級将校が部下を指揮する方法を講義したが、その内容は呆(あき)れるものだった。上級将校は、中…
哲学、ビジョン示せぬ韓国大統領候補たち
韓国紙セゲイルボ 各陣営は戦略の練り直しを 来年3月9日に実施される第20代大統領選挙まで、あと半年となった。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)、気候変動、米中覇権競争、少子高齢化、社会両極化(格差拡…
パリ同時多発テロ 警戒の中、裁判開始
2015年11月13日に発生した史上最大規模のテロ事件となったパリの同時多発テロ事件の裁判が8日、パリ中心部シテ島にある重罪院特別法廷で始まった。公判中にテロが起きる可能性も排除できないとして、ダルマナン仏内相はパリ首…
筑波大など、新種の大型肉食恐竜化石を発見
ウズベキスタンの地層から、「覇権交代」の手掛かりに 筑波大や北海道大などの国際研究チームは、中央アジア・ウズベキスタンの後期白亜紀(約9000万年前)の地層から見つかった恐竜化石が、大型肉食恐竜のカルカロドントサウルス…
新規感染者数は減少傾向も、いまだ災害レベル
厚労省助言組織が見解「ピークアウトしたとは言えず」 新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は8日、「ほぼ全ての地域で新規感染者数の減少が続いている」との見解をまとめた。一方、重症…
南硫黄島近くの二つの新島、片方はほぼ消滅
「福徳岡ノ場」から噴火、気象庁が近海浮遊の軽石を公開 気象庁は8日、小笠原諸島・南硫黄島の北東約5キロにある海底火山「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」が8月13日に噴火し、新島が二つ形成されたが、片方がほぼ消滅したとみ…
阪神、ロハスと大山の2発で劣勢はね返す
9月の4勝は全て逆転、チームに根付く簡単に折れない強さ 】 伊藤将が序盤に崩れ、三回までに3失点。8試合連続で先行を許す展開となった阪神だったが、ずるずるとはいかない。この日も粘りを発揮した。 反撃ののろしを上げたの…
山形県米沢市、電動アシスト自転車で気軽に散策
市が観光客にレンタル開始、5種類の推奨コースを設定 山形県米沢市は、観光客に電動アシスト自転車(Eバイク)のレンタルを始めた。 事前予約制で、JR米沢駅や道の駅など市内3カ所に計45台を配備。路線バスとタクシー以外の…
アフガンのレアアース 中国食指、獲得優位に
ワシントンタイムズ 米国苦境から対中依存懸念 米国がアフガニスタンから撤収し、タリバンが支配を固める一方で、中国は、アフガンのレアアース(希土類)獲得で有利な立場に立っている。米バイデン政権は経済・気候変動対策で、発電…
コロナ禍でも海外へーイスラエルから
イスラエルでは、9月6日の日没から8日にかけてユダヤ暦新年の祝日だった。これに始まり、7日後のヨム・キプール(贖罪〈しょくざい〉の日)、さらに4日後から1週間にわたる仮庵祭と、祝日が続く。昨年はコロナ禍でこの期間を都市…
和平交渉再開へカイロで3者会談 アラブ諸国、アッバス議長を支持
イスラエルはパレスチナ経済強化へ パレスチナでは、15年ぶりに行われる予定だった5月のパレスチナ自治評議会(議会)選挙を延期したアッバス自治政府議長への信頼が失われ、政治と経済の危機に直面している。一方、イスラエルは、…
中国経済はどうなっていて、何が起きているのか
中国政府は人気女優の巨額脱税を摘発したり、アイドル養成番組の放送を禁じたりして、芸能界に対する締め付けを強化しているという。拡大した経済格差を是正する「共同富裕」を目標とするからだ(小紙9月5日付)。 中国経済はどうな…
「高リスク研究」支援か 米NIH 武漢への助成資料公開
米国立衛生研究所(NIH)による中国・武漢ウイルス研究所(WIV)への研究助成に関する文書が7日までに、米メディアによる情報公開請求により公開された。専門家からは、ウイルスの感染性や病原性を人為的に高める機能獲得研究が…
野党4党合意、安保法制廃止は亡国の選択
立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党が、衆院議員選挙での協力に向けて市民団体「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)と政策合意を行った。しかし、安保法制廃止を訴え、憲法改正にも反対す…
コロナ禍での財政圧迫を理由に防衛費にケチをつける朝日・東京
◆威嚇に背向ける社説 防衛省は先月31日、2022年度予算の概算要求で、過去最大だった21年度(5兆4898億円)と同水準の5兆4797億円を計上することを公表した。急速に軍拡を進め、南シナ海の人工島要塞(ようさい)化…
タリバンの「後ろ盾」、反パキスタンデモ発生
アフガン・カブールで、タリバンのさまざまな規制に反発 アフガニスタンの首都カブールなどで7日、全権を掌握したイスラム主義組織タリバンと関係の深い隣国パキスタンに抗議するデモが広がった。パキスタンがタリバンに肩入れし、反…
「勝手にしやがれ」の俳優ベルモンドさん死去
約80本の映画作品に出演、“偉大な人”惜しむ仏大統領 世界的に知られるフランスの映画俳優、ジャンポール・ベルモンドさんが死去した。88歳だった。ヌーベルバーグの旗手といわれたジャンリュック・ゴダール監督の「勝手にしやが…