Date archive for 2018

普通の子供を素晴らしく

開拓力と誇り持つ人材育成 平成の松下村塾塾長 中塩 秀樹氏に聞く  長く教育の現場で働いてきた中塩秀樹氏は今年4月、山口県岩国市で「日本の未来を切り拓く、誇りある日本人」を育成するため、「松下村塾」を平成の世に復活させた…

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ブタは中華圏で縁起物

地球だより  2年前、台湾の総統選挙を取材した折、台北の蔡英文氏選挙事務所を訪問した。そこは人気女優のショールームのようでもあり、多くの支持者が訪問しては壁に激励の一文を書いたり、蔡英文氏をかたどった小物グッズを購入して…

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ウズベキスタンの政治・経済改革

 ウズベキスタンが、経済の自由化や政治の民主化など改革に向け大鉈(なた)を振るい始めている。同国では前カリモフ大統領の急逝を受け、シャフカト・ミルジヨエフ元首相が2016年12月の選挙を経て大統領に就任して、間もなく2年…

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公共機関の地方移転非婚少子化へ配慮を

韓国紙セゲイルボ  公企業に務めるある知人は会社が2015年に地方に移転する際、退職するかどうか悩んだ。未婚の彼は恋愛と結婚の心配が先だったが切実に望んだ職場だったので、「なんとかなるだろう」と生活の場を移した。周辺の勧…

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党に腹心そろえ改憲の布陣

懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣 (中)  先月20日に総裁連続3選を果たした安倍晋三首相だが、石破茂元幹事長に追い上げられ、圧勝して最後の任期に弾みをつける思惑が外れた。今回の組閣も総裁選で借りをつくった各派閥の意向…

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北米FTA見直し、米の保護主義政策拡大を懸念

 米国とカナダは北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しで大筋合意した。8月末に米国と合意に達したメキシコと併せ、3カ国協定の枠組みを維持した上で再交渉が妥結した。  新協定の名称は「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA…

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「池上の方針で、番組では八幡さんの意見…

 「池上の方針で、番組では八幡さんの意見ではなく池上の意見として紹介しますが、ご了解いただけるでしょうか」とテレビ局の担当者から言われたと、八幡和郎(やわたかずお)氏(評論家)が書いている(「月刊Hanada」11月号)…

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シリア反政府勢力、国境地域から撤退

イスラエル、人道支援を終了  内戦が続くシリアで、昨年6月からの同国軍による攻撃を受けて、イスラエル国境付近の地域を拠点としていた反体制勢力が撤退、国境地域はシリア政府の支配下に入った。これを受けてイスラエル軍は9月13…

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「ブラジル版トランプ」誕生か

大統領選へ右派候補が優勢  今月7日に大統領選挙を控えているブラジルで2日、最新の世論調査結果が発表され、選挙戦の終盤で「ブラジル版トランプ」とも言われる右派の元軍人ジャイル・ボルソナロ候補(63)の支持が伸びていること…

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「老人の日」に思う

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  かつては儒教の教えに従い、孝に根を置く敬老思想を社会倫理の根幹に据えた。  『朝鮮王朝実録』には(第4代王の)世宗が「老人を敬うことは国家の美しいこと」だと述べつつ、「昨年、初めて…

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解明進まぬ露親子襲撃事件

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 容疑者2人は関与否定 被害者の退院後の足跡も不明  英国南西部の都市ソールズベリーで今年3月初めに、ロシア人2重スパイの元軍参謀本部情報局(GRU)機関員(元大佐)セルゲイ・スクリパリ(…

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北の“サラミ”戦術受け入れた韓国

韓国紙セゲイルボ 非核化交渉「南北対米国」へ  非核化交渉は3者ゲームだ。ここでは中間子の役割が重要で、中間子がどちらか一方と連係すれば、他方は孤立する。韓国が米国側に立てば北朝鮮が、その反対は米国が孤立するのだ。  こ…

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第4次安倍改造内閣 総仕上げへ有力後継競わす

懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣 (上)  安倍晋三首相は9月20日の総裁3選勝利後の記者会見で、内閣改造・党人事について「しっかりとした土台の上で、できるだけ幅広い人材を登用していく」と語った。その言葉通り、今回の人…

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米国務長官、7日訪朝

米朝再会談調整、非核化進展が焦点  米国務省は2日、ポンぺオ長官が7日に北朝鮮を訪問し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談すると発表した。非核化問題について協議し、2度目の米朝首脳会談に向けた調整を行う。ポンぺオ氏は、…

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9月日銀短観、一段と強まる景気失速の懸念

 日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業で景況感が3期連続で悪化した。  原油高や自然災害が企業心理を圧迫したためだが、米国と中国などとの貿易摩擦を警戒する声も増えている。企業の先行き不安…

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本庶氏ノーベル受賞で日本の基礎研究の現状に警鐘を鳴らす産経・毎日

◆「免疫療法」に道開く  ユーラシア大陸の北西の果てスカンジナビア半島から2日、朗報が飛び込んできた。ノーベル賞週間の皮切りとなる医学生理学賞に京都大学特別教授の本庶(ほんじょ)佑(たすく)氏が選ばれた。  人間の体には…

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東京の葛飾区とオーストリアのウィーン市…

 東京の葛飾区とオーストリアのウィーン市フロリズドルフ区は友好都市。今年で31年目だが、葛飾区には「柴又フロリズ通り」が生まれ、フロリズドルフ区には「葛飾通り」や「寅さん公園」ができた。  7月には葛飾区から柴又フロリズ…

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イスラエルとパレスチナ 育て、融和の心の種と芽

 米主導の圧力の結果、朝鮮半島の南北融和は急進展。だがパレスチナは、国連パレスチナ難民救済事業機関への拠出停止その他の米国の圧力に強く反発、対イスラエル融和どころか第3次インティファーダ(民衆蜂起)の懸念すら出ている。 …

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太平洋への夢叶わず、国際司法裁がボリビアの訴え棄却

 内陸国ボリビアが、太平洋岸に通じる領土の獲得をめぐって隣国チリに領土交渉に応じるように求めていた裁判で、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)は1日、ボリビアの訴えを棄却し、チリが交渉に応じる義務はないとの最終判断…

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内閣・自民人事、新たな国づくりへ挑戦せよ

 第4次安倍改造内閣が発足し、自民党の役員人事も行われた。安倍晋三首相は、政権の土台と位置付ける麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官、自民党の二階俊博幹事長らを留任させるとともに、閣僚の半数以上を初入閣させた。  首相…

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個々の国に対する尊厳を The majesty of the individual

 預言者ダニエル(注)はライオンの洞窟に入った。こう言っても、誰も、トランプ大統領のことを聖書の英雄だとは思っていない。しかし、彼も、また、疑心に満ちた「世界の指導者たち」の群れの中に踏み込んで行き、彼らのばかにしたよう…

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世界で最も人気のあるスポーツ大会の一つが…

 世界で最も人気のあるスポーツ大会の一つがラグビーワールドカップ。その日本大会まで1年を切った。アジア初の開催で、世界各国の人たちが訪ねて来よう。  日本代表は前回2015年大会で、強敵南アフリカを負かす大金星を挙げ、大…

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文在寅・金正恩の「平壌共同宣言」を読み解く【PTV RADIO:034】

 今年に入り3度目の南北首脳会談で「平壌共同宣言」が署名された。非核化の具体的進展はないが、軍事的緊張緩和だけは大きく進んだ。北朝鮮の意図、韓国側の姿勢など、プレスセンターで取材した上田勇実特派員に聞いた。 (対談の音声…

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