Date archive for 7月, 2018
李登輝氏の主張は沖縄の地元紙に「不都合な真実」
《 沖 縄 時 評 》 李登輝氏の真意を伝えず、台湾の声を抹殺し抑止力を否定 ◆中国紙を引用し批判 『不都合な真実』とは地球温暖化をめぐるアル・ゴア元米副大統領のドキュメンタリー映画のタイトルとして知られるが、その意味…
沖縄戦メモリアル構想、反戦平和に乗っ取られる
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (13) 「平和の礎(いしじ)」をインターネットで検索してみよう。「沖縄県平和祈念公園」には敵味方関係なく、沖縄戦の死者全て24万1468人が刻銘されているこ…
松本死刑囚刑執行、「殉教者」にしてはならない
残虐な無差別テロで社会を震撼させた地下鉄サリン事件から23年。オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)と元幹部死刑囚6人の刑が執行された。しかし、いまだにオウム真理教の後継…
米朝会談は甚大な成果
米国のドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談がシンガポールで実現してから1カ月が過ぎようとしているが、この間にその成果をめぐってさまざまな議論がなされてきた。例によって、トランプ大統領と険悪な状態に…
トルコ、戦闘機F35売却計画の推進を要求 Erdogan presses U.S. over F-35 jet sale
再選を果たしたばかりのエルドアン・トルコ大統領は、最先端の米軍装備の獲得を目指し、米議会からの反対の中、新たに影響力を行使しようとしている。 トルコ政府当局者は、米議会から強い反対があるにもかかわらず、米国のステルス…
日本で18件目となる世界文化遺産登録が…
日本で18件目となる世界文化遺産登録が決まった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。キリシタン時代や潜伏キリシタンについては、作家の故遠藤周作氏が深い関心を示し、『沈黙』『銃と十字架』などの作品を残した。それらは…
北村透谷 生誕150年 近代文学に大きな影響
北村透谷研究会幹事 鈴木 一正氏に聞く 今年は明治時代の文学者・北村透谷の生誕150年目という節目の年に当たる。透谷はあまり知られていないが、明治時代の文学・思想などの分野で先駆者的な存在だった。自由民権運動、島崎藤村…
旅は人を悪くする
地球だより 異国では閑(ひま)ができると、大抵、歩き回る。田舎だと自然が満喫できるし、都会では表のショーウインドーでは見られない路地裏の真実に遭遇するチャンスでもある。 トルコのイスタンブールで、ぶらりと散歩に出た。…
ドゥテルテ比政権3年目 テロ対策で評価、経済は停滞
ドゥテルテ大統領が就任して3年目を迎えた。強力なリーダーシップでイスラム過激派対策を推し進め、国民の支持を高い水準で維持する一方で、人権問題や暴言は国内外で依然として反発を生んでいる。経済政策の柱だったインフラ開発の停…
韓国は刀の振り方を忘れてしまったのか
韓国紙セゲイルボ 南北、朝米首脳会談後に、韓半島で混沌(こんとん)状態が続いている。戦争のない平和な韓半島。漠然とした期待に浮き足立っている。韓国だけがそうなっている。北朝鮮の金正恩国務委員長は「良い世の中をつくってみ…
W杯日本代表、若手育成でさらなる飛躍を
サッカーの祭典ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表はベルギーに敗れて念願だったベスト8に届かずに終わった。ただ、大方の予想を覆して予選リーグを突破し、ベスト16に残ったことは胸を張れる結果だ。まずは選手たちの健…
サッカー・ワールドカップ(W杯)の決勝…
サッカー・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント進出に当たって、西野朗監督がポーランド戦で攻撃の姿勢を見せることなく、「パス回し」による時間切れを狙う方法を取ったことは、賛否両論あるが興味深い。 日本では高校野球を…
落とし物を届けに来た人
地球だより 米国で落とし物をしたら見つからないことが多いようだが、先日、アパートまで落とし物を届けに来た親切な人に出会った。 届けに来たといっても記者の落とし物ではなく、同じ建物に住む主婦のものだった。アパートを出る…
北朝鮮の夜景
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 シンガポールの安保を守っていた英国の軍隊が撤収したのは、同国が独立を宣布した4年後の1969年だ。荷物をまとめていた英国の将校たちはシンガポールの将来を暗く展望していた。このように…
コロンビア次期大統領に和平合意反対派
6月17日に実施されたコロンビア大統領選挙の決選投票で、ゲリラとの和平合意反対派のイバン・ドゥケ上院議員(41)が勝利した。ドゥケ氏が所属する保守政党は、合法化したゲリラ政党の権利を制限する憲法改正を目指している。 (…
中国はWHOを私物化するな
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 許し難い台湾締め出し 日本政府は抗議の声上げよ 台湾は2009年以降、国連復帰が認められていないとはいえ、その医療実績等を買われて世界保健機構(WHO)の総…
踊り場の日本経済 資源高、貿易摩擦が心配だ
日銀の6月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業で2期連続して景況感が悪化し、景気の回復が鈍っていることを鮮明にした。 悪化の要因は資源価格の上昇と米国の保護主義による貿易摩擦の拡大である。好調な海外景気…
2期連続の景況感悪化でも楽観論が目立った読売、日経の短観社説
◆米通商政策が影響か 日銀が2日に発表した全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の景況感が、5年半ぶりに2期連続で悪化したことが明らかになった。 4日までに社説で論評した新聞は、読売、日経の2紙だけと寂し…
1909年に伊藤博文がハルビンで暗殺された時…
1909年に伊藤博文がハルビンで暗殺された時、懐に忍ばせていたという本がある。米国のイエール大学講師の朝河貫一が書いた『日本の禍機』という時事問題を論じた著作だ。 日露戦争後、日本が直面している危機の一つについて論じ…
中国の覇権主義はアジア最大の不安定要因 李登輝氏
日本台湾平和基金会・日本李登輝友の会晩餐会 スピーチ 李登輝元台湾総統 先月2年ぶりで来日し、沖縄を訪れた台湾の李登輝元総統が6月23日、糸満市のホテルで開かれた「日本台湾平和基金会・日本李登輝友の会晩餐会」で行ったス…
米国務長官、あす再訪朝
「非核化」具体策が焦点 米国務省は2日、ポンぺオ米国務長官が5~7日の日程で北朝鮮を訪問すると発表した。北朝鮮の高官と非核化に向けた協議に臨む。米朝首脳会談で確認した「完全非核化」の期限や方式などを具体化できるかが焦点…
絢子殿下御婚約、「すてきな御縁」心から祝福
高円宮家の三女絢子殿下が、日本郵船社員の守谷慧さんと婚約されることが内定した。お二人は記者会見で「笑いの絶えない、明るい家庭を築いていきたい」と抱負を語られた。さわやかなカップルの誕生を心よりお祝い申し上げたい。 久子…
法律の手引書が必要だ A needed tutorial in the law
アメリカ合衆国連邦最高裁判所(以後、最高裁)は火曜日、法律の解釈に、憲法の代わりに、感情を使いたがる善意の人々にきついお灸(きゅう)を据えた。憲法問題に関する評決では、見慣れた5対4の裁決(注)によって、最高裁は、危険…