Date archive for 2014

ソ連崩壊後の危機感再来

地球だより  今回のウクライナ危機を見ていて、記者がバルト3国のエストニアに住んでいた20年余り前の状況がよみがえってきた。独立は回復したものの、国内には多くのロシア系住民が住んでおり、隣国ロシアの影響力がまだ続いていた…

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米で広がる台湾・尖閣放棄論 米大西洋評議会上級研究員ロジャー・クリフ氏に聞く(下)

新QDRと米中軍事バランス  ――中国の接近阻止・領域拒否(A2AD)戦略は、米軍の戦力投射能力にどのような脅威をもたらしているか。  米軍の戦力投射能力の中心は戦闘機と空母だ。西太平洋にある米国の航空基地には、沖縄の嘉…

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論難に返す靖国神社異見

評論家 髙橋 正 「荒ぶる魂を鎮める」処 憤懣を抱いて逝った戦死者  菩提寺が東京の小石川にあった関係で、筆者は毎年、お盆には帰路、「ミタママツリ」で賑わう九段の靖国神社に参詣するのを常とした。「護国の英霊を祀(まつ)る…

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消費増税、景気下支えに万全の態勢を

 消費税率が5%から8%に引き上げられた。1997年4月以来17年ぶりの消費増税だ。  デフレ脱却途上での消費増税には、回復傾向にある景気を腰折れさせる懸念が小さくない。政府は景気の下支えに万全の態勢で臨んでほしい。 1…

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袴田事件再審決定の見出しにマルクス主義がにじむ朝日の印象操作

◆14版「国家が陥れた」  静岡県で1966年に一家4人が殺害された「袴田事件」の再審が決定し、死刑が確定した元プロボクサー袴田巌さんが48年ぶりに釈放された。これを報じる新聞にはベタ白抜きの大見出しが躍った 。  驚愕…

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自身の転移がん診療をめぐり、理不尽な国の…

 自身の転移がん診療をめぐり、理不尽な国の医療制度を真正面から告発し、6年にわたる裁判を弁護士なしで闘った裁判記録がある。清郷伸人著『患者本位の医療制度を求めて』(蕗書房刊) 。  清郷さんは頭部と頸部の骨に転移したがん…

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ウィリアム英王子夫妻、ジョージ王子の写真公開

ロンドンのケンジントン宮殿で撮影、7日から初外遊  ウィリアム英王子夫妻が、4月7日から長男ジョージ王子を連れニュージーランドとオーストラリアへ初外遊へ出るのを前に、息子の最新の写真を公開した。生後8カ月の王子は、母に抱…

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ジャンボ機の最後のフライト、最終便が到着

ボーイング747型消える、導入から44年  「ジャンボジェット」の愛称で親しまれた大型旅客機ボーイング747型機のうち、国内で唯一現役だった全日空の1機が31日、那覇-羽田便で最後のフライトを終えた。日本航空の導入以来、…

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開幕で楽天、不安を吹き払う3連勝

踏ん張った投手陣、先発の3人則本・塩見・辛島  楽天が開幕3連勝でシーズンを滑り出した。昨季24勝無敗で日本一の原動力となった田中将が米大リーグのヤンキースに移籍し、不安視された投手陣。しかし、この西武との3連戦では、い…

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大物ストライカー、人柄も若手の手本

C大阪、ディエゴ・フォルラン全開の春へ  J1のC大阪に今季加入した大物ストライカー、ウルグアイ代表のディエゴ・フォルラン(34)が日本のサッカーになじんできた。18日のアジア・チャンピオンズリーグ戦で来日初ゴールを決め…

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ミッキーマウス? 重さ10トンの巨大な彫像

スペインのマラガの美術館で  スペイン南部マラガの美術館で展示された重さ10トンもある巨大な彫像。題材はミッキーマウスという。  米国の芸術家KAWSさんはさまざまな人気キャラクターをモチーフにした作品を発表している。(…

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中国の脅威に一致団結せよ

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 首相批判は方向が違う 米国は日本の味方と明快に  相変わらず中華人民共和国は日本の領海、領空を侵して挑発行為を続けている。過去26年間は軍事費を2桁で増額し続けている。直近の全国人…

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コミュニティー文化で心の復興を 京都大学名誉教授 秩父神社宮司 薗田稔氏に聞く

震災復興と日本人の霊性  東日本大震災から3年を経て復興が進む被災地では、被災者の心の復興が課題になっている。この間、被災各地では祭りや郷土芸能が地域の人たちを元気にしていた。そこで、自身も社殿や鎮守の森の再生などに尽力…

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フランスで右派躍進、欧州議会選に影響

仏統一地方選で左派苦戦  フランスでは30日、統一地方選挙の決選投票が行われた。23日の第1回投票では右派・国民戦線(FN)が過去最高の得票率を記録した一方、与党・社会党などの左派候補が苦戦した。FN候補の当選阻止のため…

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フィリピンで相次ぐ交通機関の事故

地球だより  このところ、フィリピンでは交通機関の事故が相次ぎ、杜撰(ずさん)な安全対策が浮き彫りとなっている。  この国でバスの事故は日常茶飯事だが、先日もマニラ首都圏近郊の高速道路で、走行中にタイヤが外れたバスが横転…

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「アジアのデトロイト」争奪戦

先行タイをインドネシア急追  「アジアのデトロイト」を目指して走ってきたタイを2番手のインドネシアが急追している。世界最大のイスラム国家であるインドネシアの強みは、中東マーケットへのパイプがあることだ。自動車会社は国内市…

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「質的優位」維持に逆行する米 米大西洋評議会上級研究員 ロジャー・クリフ氏に聞く(上)

新QDRと米中軍事バランス  オバマ米政権が発表した「4年ごとの国防計画見直し(QDR)」の下で、米国は軍拡に邁進(まいしん)する中国に対し優位を維持できるのか。アジア太平洋地域の軍事バランスが崩れつつある中で、日本は何…

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渡辺氏の借入問題で疑惑解明に自ら積極姿勢を

 「政治とカネ」をめぐる疑惑がまた浮上した。みんなの党の渡辺喜美代表が化粧品会社会長から8億円を借り入れていた問題で、使途が不明なため法に抵触する可能性がある。  同党が主導して調査をするというが、それで疑惑を晴らせるの…

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15周年を迎えた京都市学校歴史博物館

教科書や給食の変遷をたどる  京都の学校の歴史に関する資料の保管や展示を行っている京都市学校歴史博物館(同市下京区)が15周年の節目を迎えた。平成10年の開館以降、さまざまなテーマの展示を行い、体験教室や講座も人気だ。新…

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大学生8人に1人が中退/理由は不適応や無気力

 フリーターの増加につながる大学生の中退増加が問題となっている。中退者の正確な数値は公表されていないが、学校基本調査の大学入学者数と4年後の卒業者数から概算すると、毎年約5万人、大学生の8.2%が退学あるいは転学などで途…

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家庭の収入と学力

 卒業式シーズンが終わった。数日前までは、駅や電車の中で、袴(はかま)姿に着飾った大学卒業生の姿をよく見掛けた。フォーマルウエアながらもコサージュで華やかさを醸し出す母親と一緒の場合も少なくなく、そこに父親も加わっている…

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国民の命守った自衛官

 防衛大学校の卒業式が3月22日、安倍晋三首相を迎えて行われ、本科58期生448人が小原台を巣立った。  安倍首相は訓示の中で、平成11年11月22日午後、埼玉県狭山市の入間川河川敷に航空自衛隊入間基地所属のT33Aジェ…

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大学本来の在り方の追求ほしい毎日、朝日「大学合格者ランキング

◆合格の秘訣を詳しく  サンデー毎日、週刊朝日が毎年恒例の「大学合格者高校別ランキング」を掲載している。先週に続いて今週号は、東大や京大などの後期試験の結果、旧帝大、合格発表の早い早慶など私立大学の高校別の合格者数をラン…

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