北米・中南米
同盟国に平等な負担求める ヘンリー・ナウ氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(3) 米ジョージ・ワシントン大学教授 ヘンリー・ナウ氏(上) トランプ米大統領の「米国第一」は、日本を含む同盟国に大きな衝撃を与えた。 第2次世界大戦後に米国が築いた民主主義…
トランプ大統領、ティラーソン国務長官を解任
後任はポンペオCIA長官 米国のトランプ大統領は13日、ティラーソン国務長官を解任した。トランプ氏はツィッターに「マイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官がわれわれの新しい国務長官になる。彼は素晴らしい仕事をするだろう…
労働組合と言論の自由 Union dues and free speech
最高裁判所は、言論の自由を保障する米国憲法修正第1条に活を入れるのに歓迎すべきチャンスに目下、近づいている。最高裁は、「ヤヌス対AFSCME(米国州郡市町村職員組合)裁判」の口頭弁論を行った。これは、公務員に、彼らを代…
米朝会談、北からの公式反応なし
米政府は準備に取り掛かる トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談は両国関係の突破口となり得る一方で、米朝交渉に詳しい米情報筋からは、会談の内容や性格が明確になっていないことに大きな疑問が投げ掛けられて…
超国家機構から主権を防衛 ジョン・フォンテ氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(2) 米ハドソン研究所上級研究員 ジョン・フォンテ氏(下) トランプ米大統領は「国家主権」の重要性を強調することが多い。なぜ今、国家主権なのか。 主権とは、物事を決定するのは…
ダウン症胎児に生きる権利を
米コラムニスト マーク・ティーセン 広がる社会の理解 中絶を禁止する州も カレン・ガフニーさんの母親が、カレンさんがダウン症を持って生まれてくることを知らされた時、医師は、カレンさんはおそらく自分の靴の紐(ひも)を結ぶ…
「米国第一」を問う、敵対的多文化主義を拒否 ジョン・フォンテ氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(1) 米ハドソン研究所上級研究員 ジョン・フォンテ氏(上) トランプ米大統領が掲げる「アメリカ・ファースト(米国第一)」が、世界を揺さぶり続けている。トランプ氏が目指す内政・…
ドイツのカール・マルクス像が生誕200年を前に論争を巻き起こす Karl Marx statue in Germany sparks controversy ahead of author’s 200th birthday
中国共産党政権から寄贈されたカール・マルクスの高くそびえる銅像が6日、ドイツに到着した。「共産党宣言」の著者の生誕200年をたたえる祝賀行事が2カ月後に出生地トリーアで予定されている。 だが、この寄贈物は激しい賛否両…
米朝首脳会談へ、北に時間稼ぎをさせるな
トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談に5月までに応じる意向を示した。正恩氏はトランプ氏へのメッセージの中で「直接会い、話をすれば大きな成果を出すことができるだろう」と述べたという。 国際社会…
米朝、初の首脳会談へ
トランプ氏決断、5月までに 金正恩氏の招請を受諾 韓国大統領の特使として訪朝した鄭義溶国家安保室長は8日、ホワイトハウスで記者会見し、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の要請を受け入れ、5月までに金委員長…
米福音派の使徒、ペンス氏
獨協大学教授 佐藤 唯行 トランプ政権との仲介役 信仰に基づきイスラエル擁護 1月22日、米副大統領マイク・ペンスはイスラエル国会で米中東政策の基本路線を覆す画期的な演説を行った。それは現在テルアビブに置かれている米大…
米、北の真意に警戒感
コーツ国家情報長官「核放棄、非常に懐疑的」 トランプ米大統領は6日、北朝鮮が4月末の南北首脳会談の実施で合意し、非核化をめぐり米国と対話する用意があると表明したことについて、「彼ら(北朝鮮)は真剣だと思う」と一定の評価…
正しい歴史記述を Getting history right
歴史なんて「ナンセンスだ」と、(自動車王)ヘンリー・フォードが言ったというのは有名な話だ。しかし、より正確には、歴史にはさまざまな解釈があると、言うつもりだったかもしれない。第2次世界大戦の勝者も敗者も共に現実をゆがめ…
中国の影響力拡大に懸念 米国務長官、アフリカ歴訪へ
米国のティラーソン国務長官が6日から初のアフリカ歴訪を開始する。国務省当局者らは、中国がアフリカの一部の国で、低利の融資などを通じて影響力を増しており、長期的にはアフリカの開発にとって障害となる可能性があると警鐘を鳴ら…
NRAボイコットは不当
米コラムニスト マーク・ティーセン 憲法で定められた銃所有権 火器の安全性向上にも貢献 フロリダ州パークランドでの学校銃撃事件の数週間前、民主党のクエラー下院議員(テキサス州)は、一般教書演説に特別ゲストを招いた。ステ…
全面戦争に発展したトランプ大統領とカリフォルニア州の対立 Trump vs. California feud escalates to all-out warfare
移民問題をめぐり爆発寸前にあったトランプ政権とカリフォルニア州の確執が、全面戦争へと発展している。オークランド市長が今週、不法移民に一斉摘発が迫っていると警告したことに対し、国土安全保障省の不法移民強制送還の責任者は、…
ベネズエラ、大統領選の日程を延期
4月から5月へ、混乱続く 南米ベネズエラの全国選挙評議会(CNE)は1日、4月22日に予定していた大統領選挙を5月20日に延期したと発表した。 反米左派マドゥロ大統領の任期満了に伴う大統領選挙では、日程などをめぐる混…
フロリダ銃撃、ディックスでアサルトライフル販売を停止 After shooting in Florida, Dick’s removes assault rifles
企業は、フロリダ州での銃撃事件を受けた銃規制政策の変化に素早く対応しようとしている。警察発表によると、フロリダ州の学校で2月14日に起きたこの事件で、半自動小銃が使われており、ディックス・スポーティング・グッズは28日…
盛り上がらないブラジル大統領選
地球だより 南米の大国ブラジルの大統領選は、地域の外交や経済に影響を与えるだけに、その動向はブラジル国内のみならず近隣諸国にも注目されるものだ。 例年であれば、目玉となる有力候補同士の対決で盛り上がるが、今年はそれが…
トランプ米政権、「力による平和」へ国防費増額
管理法の上限撤廃が課題 トランプ米政権は、先月12日に2019会計年度予算の大枠を示す予算教書で国防費を前年比約7・4%増の6760億㌦に増額した。軍の規模縮小を進めたオバマ前政権の政策を転換させ、「力による平和」を目…
違法操業の中国漁船にアルゼンチン沿岸警備隊が威嚇射撃
アルゼンチン沿岸警備隊は24日、同国海域で違法操業していた中国漁船に向けて威嚇射撃を行っていたことを発表した。 威嚇射撃があったのは、22日。アルゼンチンの沿岸警備艇が同日、同国沿岸の排他的経済水域で中国漁船「ジンユ…
北船舶取り締まり、米「有志連合」検討
米政府は、制裁に違反し北朝鮮へ物資を供給する船舶を取り締まるため各国海軍から成る「有志連合」設置案を検討している。大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)の枠組みを拡大し、中国を参加させることが柱だ。米政府に近い筋が明らかに…
FBIの失態 Bungling at the FBI
警察官の運命は、めでたいことだけではない。ここのところ、連邦捜査局(FBI)にとっては、惨めな日が続いている。そこは、派手な政治的捜査というへまをやったと言って、責められ、傷ついていた。そして、また、旧弊なメディアが一…