北米・中南米
公金意識の乏しいオバマ大統領
地球だより 東京都の舛添要一知事が公用車で神奈川県湯河原町の別荘に通っていたことなど「公私混同」が厳しく批判され、辞任を余儀なくされた。これに対し、米国の有権者は政治家の公金意識に不思議なほど無頓着だ。 オバマ大統領…
オーランドの銃乱射大量殺人事件 Massacre in Orlando
(フロリダ州)オーランドのゲイのナイトクラブで日曜日に起きた、50人が死亡し、ほかに53人が負傷するという襲撃を受けて、そのような戦慄(せんりつ)すべき行為の後には、オバマ大統領が浮かべるであろうと、米国人が思うように…
態度を変えないトランプ氏
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー やまない人種差別発言 指名確定後は支持伸びず 【ワシントン】バリー・ゴールドウォーター氏が1964年の共和党指名受諾演説で「急進的な自由擁護は悪ではない」と語った時、ジャーナ…
信頼はできないがクリントン氏支持-世論調査 Polls: Honesty issues aside, voters still back Hillary Clinton
有権者は今回の選挙戦で、候補者の誠意、信頼性をもとに判断してはおらず、ヒラリー・クリントン氏支持者は、その性格に深い疑念を抱いていながら同氏を支持しているようだ。調査や出口調査の結果からこのような結果が明らかになった。…
キリスト教福音派、トランプ支持で結束できるか
過去のリベラル姿勢に不信感 米大統領選で共和党の指名獲得を確実にした実業家ドナルド・トランプ氏が、保守的なキリスト教福音派の支持拡大に躍起だ。福音派は人工妊娠中絶など社会問題でかつてリベラルな立場を取っていた同氏に強い…
南シナ海での抗議行動に米国人が参加 American visits South China Sea reef
米国人戦略アナリストがフィリピン人活動家のグループに加わって、南シナ海で係争中の島で抗議行動を行い、中国の警備艇の妨害に遭った。 コー・アナリティックスのアンダース・コー社長は15人のフィリピン人活動家のグループに加…
危険なトランプ氏の孤立主義
オバマ外交と次期米大統領の課題(下) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 米民主党のクリントン前国務長官が大統領になった場合、外交政策はどうなるか。 オバマ大統領よりはわずかにタカ派になるかもしれないが、大…
移民2世がテロリスト供給元に Ultimate sleeper cell: U.S.-born kids of immigrants are fertile jihadist recruiting grounds
移民が大きな注目を浴びる一方で、米国の移民2世らが急進的な聖戦要員の格好の供給元となっていることが浮き彫りになった。過去10年間の破壊的攻撃の少なくとも半数がこれに当たる。 週末にフロリダ州オーランドで移民2世による…
日本の憲法改正を支持する時
オバマ外交と次期米大統領の課題(中) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く 不安定化するアジアの安全保障環境をどう見る。 第2次世界大戦以降、特にトルーマン、レーガン両元大統領の下でそうだったが、米国は世界の…
米乱射テロ、過激思想による凶行を許すな
米フロリダ州オーランドのナイトクラブでの銃乱射事件は、100人以上の死傷者を出し、銃乱射としては米史上最悪の被害となった。 事件は、国内で育った移民系の若者が他国の過激思想に影響を受けて破壊活動を起こす「ホームグロウ…
実現不可能な「グリーン」の夢 The impossible green dream
信条を持っていることは素晴らしい。それが、皮肉を込めた激論でもなく、突拍子もないものでもない限りは、ほとんどどんなものでも良い。環境保護の過激主義者らは、いつしか、今のような信条を持つようになった。「グリーン」アジェン…
共和幹部がトランプ氏支持
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 保守勢力の分断を回避 人種差別など暴言やまず 【ワシントン】夜が明けて、全米が驚いた。「どうなってしまったのか」と。 民主、共和両党は選挙を放り出そうとしているように見える。…
オバマ氏は「米衰退が世界の利益」と認識
オバマ外交と次期米大統領の課題(上) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く オバマ米大統領の下で、米国の指導力・影響力は大幅に低下し、世界は不安定化した。オバマ外交の背後にあるドクトリンと次期米大統領が直面す…
トランプ、クリントン両氏への反対票で投票率上昇か Voters expected to flock to polls in record numbers to vote against Trump, Clinton
2016年大統領選は、11月選挙でどの候補を支持するかではなく、民族差別主義者、うそつきと呼ばれている2人の候補者のうちどの候補に反対するかの戦いになる。この2候補が大統領になることに懸念を抱く有権者らが大挙して選挙に…
ヒズボラ、南米のコカインでテロ資金を調達 Hezbollah moving ‘tons of cocaine’ in Latin America, Europe to finance terror operations
ヒズボラは、テロ資金調達活動を中南米全域で活発に行っている。数カ月前、麻薬取締局(DEA)が、イランの支援を受けたレバノンの民兵組織ヒズボラと中南米の麻薬カルテルとの関連を指摘した。議会に8日、報告された。 DEAの…
「音速」鉄道開発への不安
地球だより 先月中旬、米ネバダ州の砂漠で新高速交通システム「ハイパー・ループ」の走行実験が公開され、次世代の移動手段として大きな注目を集めた。 「ハイパー・ループ」は、直径3・3㍍のチューブ管の中を細長い車体が浮いた…
米で「原爆神話」めぐる議論が続く
オバマ大統領の広島訪問 日米で概ね評価の一方 オバマ米大統領が先月27日、現職米大統領として初めて、広島を訪問した。1945年8月の原爆投下以来、71年ぶりだ。日本では被爆者の9割からもオバマ大統領の広島訪問は歓迎と評…
中国軍の目標・能力に対する米の「危険な」誤算 Obama, Pentagon ‘dangerously’ miscalculating China’s military goals and capabilities
米中両国が戦略的に重要な南シナ海の支配をめぐって、互いに出し抜こうと危険な駆け引きを繰り広げる中、防衛評論家やアナリストらは、米国の取り組みが、中国の拡大する軍事力、経済力を前に長期的には徒労に終わるのではないかと懸念…
港町サンフランシスコの治安の欠如 Insecurity by the Bay
正義の歯車は、所によっては回転が遅い。ところが、幸いなことに、サンフランシスコでは、その歯車が、ほんの一時のことかもしれないが、逆回転をしつつある。「バグダッド・バイ・ザ・ベイ(港町バグダッド)」―ある人気者のコラムニ…
サンダース氏は反イスラエル
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 候補指名獲得は困難 党綱領委に親パレスチナ 【ワシントン】バーニー・サンダース氏の魅力の一つは、問題を抱えながらも、嫌な顔一つ見せないことだ。だが、これは見た目の問題だ。短気…
オバマ氏、社会保障でサンダース氏寄りに転換 Obama flips to Sanders’ side, calls for expansion of Social Security benefits
オバマ大統領は約5年前に社会保障制度を救う計画に署名した時、給付金の増額を抑えることになる提案に合意した。 しかし現在、民主党大統領選予備選で、退職手当の拡充を求めるサンダース上院議員(バーモント州)のポピュリスト路…
国務省、イラン問題の会見映像改変を認める State Department admits intentionally editing video of Iran press conference
国務省は1日、2013年の同省での記者ブリーフィングの記録映像を職員が意図的に改変したことを認めた。改変によって、ジェニファー・サキ報道官の米国とイランの核交渉についての発言が削除され、国務省は、同省職員が発言を削除す…
反トランプ抗議行動が裏目に Protests backfire as anti-American images push undecided voters to Trump
ドナルド・トランプ氏の集会の外で醜い抗議行動が行われているが、アナリストらは、抗議行動での暴力や反米感情は裏目に出て、トランプ氏の勝利の可能性を損ねるどころか、反トランプ陣営自体が損失を被っていると指摘した。 ニュー…