北米・中南米
米補佐官、後任にマクマスター氏
中東通の現役陸軍中将 トランプ米大統領は20日、辞任したフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任にH・R・マクマスター陸軍中将(54)を起用すると発表した。補佐官代行を務めていたキース・ケロッグ退役陸軍中将(72…
フリンは消えてもモグラはまだいる Flynn’s out, but the moles are not
マイケル・フリンは、国家安全保障担当の大統領補佐官としては去って行ったが、今、重要な裏話が表面化し始めている。この奇妙な話は本当は、どういうことなのか。 フリン氏は、苦労して、彼以前の非常に多くの政府高官が学習した昔…
トランプ政権への不安と懸念
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 予測難しい内政・外交 個人的関係深めた安倍首相 大方の予想を裏切って、当選したトランプ第45代米国大統領は選挙戦の最中から激しい言動で物議を醸してきたが、1月20日に大統領に正…
世界最大の「聖書博物館」 米首都に11月オープン
「死海文書」などを展示へ 米国の首都ワシントンに今年11月、世界最大の「聖書博物館」が誕生する。世界的発見とされる「死海文書」の断片など歴史的価値の高い聖書関連の品々が展示されるほか、聖書の物語を体感できるテーマパーク…
民主党、トランプ氏スマホの安全性で公聴会要求 Democrats ask for hearings involving Trump’s smartphone security
トランプ大統領の行動についてセキュリティーが緩いとされている問題をめぐって、十数人の民主党議員らが今週、下院監視・政府改革委員会に書簡を送った。 リュー下院議員(民主、カリフォルニア州)は今週に入り、同委幹部らに、ト…
否定される信教の自由、花屋の同性婚拒否は「差別」
米西部ワシントン州の最高裁判所は16日、同性カップルの結婚式に飾る花のアレンジを断ったキリスト教徒の花屋店主の行為は、性的志向に基づく差別を禁じた州法に違反するとの判決を下した。同性愛者の権利拡大が進む米国では近年、伝…
イランは外国人テロリストを養成-反政府組織 Iran growing network to train foreign terrorists, dissident group says
イランの強硬派イスラム政権が国外でのテロ活動を活発化させ、外国人戦闘員の訓練キャンプネットワークを国内十数カ所に設置している。イラン最大の反体制組織が14日、ワシントンでの会見で明らかにした。 イラン抵抗評議会が、訓…
目立つ社会人の大学受験
地球だより ブラジルにおいて、日本の大学の統一入試に当たるENEM(全国高等教育試験)の結果が出終わり、試験の点数に応じた入学正否の報告があちらこちらから聞こえるようになった。 今回、高3の知人の娘さんが、ENEMの…
「米軍再建」目指すトランプ大統領
イスラム圏7カ国からの一時的な入国禁止措置など国内外から批判を浴びるトランプ米大統領の外交・安全保障政策。だが、日本として歓迎すべき分野があることも見落としてはならない。「米軍再建」の取り組みだ。オバマ前政権下の急激な…
トランプ氏のNAFTA「微調整」にカナダ首相安堵 Trudeau reassured by Trump after president had previously threatened NAFTA
トランプ大統領は13日、ホワイトハウスを訪問したトルドー・カナダ首相を政治的に擁護する態度を示し、米国の北の隣国カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)の条件を「微調整」するが、メキシコには厳しい条件を突き付けると語っ…
無意味な混乱招いた入国禁止
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 目的は選挙公約の実行 テロ対策への悪影響も ばかげているが法律だ。イスラム教国7カ国からの米入国禁止措置のことだ。米国人の日常に関する政策や倫理的な問題とすべきものはどれも、…
ベッツィ・デボス最後に勝つ Betsy Devos laughs last
ベッツィ・デボスは、爆撃機のパイロットが「臨機目標」と呼ぶものだった。つまり、戦略目標のために慎重に作成されたリストから選ばれたのではなく、その日の任務用の残り数発の爆弾を、パイロットが気をそそられたら自由に落とせる目…
米新政権支える若き黒幕
獨協大学教授 佐藤 唯行 主導権争い制した娘婿 大統領の懐刀クシュナー氏 先月、トランプ米大統領は娘婿ジャレッド・クシュナー(36)を大統領上級顧問に登用した。表向きは中東外交と通商交渉の担当だが、実質は幅広い守備範囲…
混乱生む反トランプのボイコット Branded as enemies: Anti-Trump business boycotts create confusion for consumers
この調子でいくと、反トランプ大統領派が組織したボイコット運動に反しないようにするために、自分でバターを作り、ビールを醸造し、靴を作らなければならなくなるかもしれない。 アマゾン、ザッポスで買い物をしてはいけない。ウォ…
厚遇で同盟重視を示す、日米首脳会談でトランプ氏
トランプ米大統領が英国のメイ首相に次いで安倍晋三首相を公式会談の相手として選んだのは、日米同盟を重視している立場を示す狙いからだ。 スパイサー大統領報道官は、トランプ氏が首脳会談後に安倍首相をフロリダ州の別荘に招待す…
過激化する「反トランプ」デモ
多数の無政府主義者が扇動 全米に広がる「反トランプ」デモの一部が過激化している。無政府主義を掲げる過激派や左翼活動家がデモに入り込み、扇動していることも明らかになってきた。大統領就任式に合わせて首都ワシントンで行われた…
IT大手、大学が外国人労働者・留学生の入国求め法廷へ Tech titans, colleges fight to allow foreign workers and students into U.S.
公立大学と、数多くのIT大手を含む125以上の米企業が、トランプ大統領の入国審査強化措置をめぐって法廷闘争を開始、外国人労働者を雇用し、留学生を受け入れる固有の権利があると主張した。 これは、すでに始まっている法廷闘…
新政権人事で有利な共和党
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 最高裁判事指名承認へ 民主党、規則変更が裏目 ニール・ゴーサッチ氏が最高裁判事になることを歓迎する人は多い。ドナルド・トランプ氏の大統領選勝利、ヒラリー・クリントン氏の敗北を…
作戦会議抜きの攻撃 Trump’s no-huddle offense
開戦の合図の口笛の音は、なかなか山びことなって消えて行っていない。トランプ大統領は、彼の話を聞く人の数を拡大し、ターゲットを狙い撃ちしている。そして、自分の言葉に忠実に、ホワイトハウスのゲーム・プラン(戦略)を作戦会議…
トランプ米新大統領の特異性
日本大学名誉教授 小林 宏晨 「米第一」憂慮し過ぎるな 日本はより積極的な関与を はじめに 大統領就任式(1月20日)前の1月15日トランプ氏はドイツの大衆紙ビルトのカイ・ディクマン氏とイギリスのタイムズ紙のマイケル・…
トランプ氏の大統領令の正当性
平成国際大学教授 浅野 和生 公約実行のための手段 印象操作行うマスメディア トランプ大統領が、1月20日の就任以来、選挙戦中の公約を実現させるために次々に大統領令を発したことで世界の耳目を集めた。トランプ大統領にして…
教会の政治活動制限撤廃を、トランプ米大統領が表明
トランプ米大統領は2日、ワシントン市内で開かれた「全米祈祷朝食会」でスピーチし、教会などが政治に関与するのを制限した「ジョンソン修正条項」を撤廃すると表明した。 同条項は、1954年にリンドン・ジョンソン元大統領(当時…