トランプ政権への不安と懸念


遠藤 哲也

日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也

 大方の予想を裏切って、当選したトランプ第45代米国大統領は選挙戦の最中から激しい言動で物議を醸してきたが、1月20日に大統領に正式に就任してからも、相変わらずで国の内外に大きな波紋を投げている。世界一の超大国であるだけに、その影響は甚大である。選挙戦の際の発言や公約と当選してからの実際の政策に隔たりがあるのは、古今東西の政治家の常だが、トランプ氏の場合、むしろ有言実行とばかりに、大統領令を頻発するなどして、実施に挑戦している。


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