国際
長期化の可能性もある韓日対立、哨戒機・徴用、接点見いだせず
韓国紙セゲイルボ 日本の安倍晋三首相が6日、日帝強制占領期(日本統治期のこと)の強制徴用被害者らが裁判所に日本企業の資産差し押さえを申請したことに対して、「極めて遺憾」だとして、対応措置の検討を指示したことを明らかにし…
貿易戦争の「本丸」、中国パワーの源泉叩く
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (3) 冷戦時代、米ソの核戦争を抑止したのは「相互確証破壊」だった。核攻撃を行えば報復核攻撃を受けて相互に破滅するという「恐怖の均衡」が両国の行動に歯止めを掛けた。 これに対…
米国政府閉鎖、不法移民侵入対策で妥結必要
米国の連邦議会が開幕し、昨年11月の中間選挙で野党民主党が下院で多数派となる中、トランプ大統領の公約である米メキシコ国境の壁建設費57億㌦の予算化をめぐり、政府機関の一部閉鎖を招くなど厳しい対立が続いている。 トラン…
極貧人口増加、アフリカで米国が中国に挑む
飢えてガリガリのナイジェリアの子供たちの写真。一昨年のGDP(国内総生産)が約3760億㌦でアフリカ1を誇る経済・産油大国の子供とは思えない。 国際貧困モニター研究機関「世界貧困時計」によれば、ナイジェリアは昨年、極…
仏黄色いベスト運動、過激化に手を焼く警察
女性デモが暴力批判も フランスの黄色いベスト運動の参加者は減少傾向にあるものの、警官への直接暴力や商店への破壊行為など暴徒化に警察は苦慮している。昨年11月17日から数えて8週目となる5日の週末デモは、パリの政府庁舎入…
ホワイトハウスを目指すポカホンタス Pocahontas in pursuit of the White House
4年ごとの大統領選につながる行事の先頭を切って行われる、アイオワ州の党員集会までまだ1年もあるのに、マサチューセッツ州のエリザベス・ウォーレン上院議員は、ドナルド・トランプを排除するという大仕事をやり始めるのが待ち切れ…
今や主流はスマホ年賀
地球だより 日本では正月に親戚や知人・友人から届く年賀状を楽しみにする習慣があるが、韓国でも「ソルナル」と呼ばれる旧正月より一足早く、陽暦1月1日を「シンジョン(新正)」と言って簡単に祝い、それに合わせ年賀状を出す人も…
今年も続く「半島リスク」
日本に大きな影響を及ぼす朝鮮半島情勢。新年を迎え懸案解決を期待したいところだが、北朝鮮の非核化とそれをめぐる米朝対話、歴史認識問題などで日本との関係悪化が続く韓国・文在寅政権の動向の見通しはいずれも厳しい。今年もしばら…
世界人権宣言を無視する中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 少数民族を二級市民扱い 信仰の自由認めず弾圧・虐待 昨年12月10日は世界人権デーであった。1948年12月10日に第3回国連総会で世界人権宣言が採択されてから70年を迎…
親中派勢力の失望、「応援団」やめた経済界
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (2) 昨年11月、米経済界の重鎮がシンガポールで行った演説が様変わりした米中関係を象徴していた。 「中国の経済開放が遅いため、米経済界は(中国の)擁護者から懐疑派に変わり、…
米宇宙軍創設、中露に対する優位性確保を
トランプ米大統領は昨年末、米軍が持つ宇宙分野の全機能を管轄する組織横断的な「宇宙統合軍(スペースコマンド)」を創設する指示書に署名した。 国防総省内に設けられ、軍による宇宙での活動を統括する。 「強国」建設進める中国…
トランプ大統領の実績トップ10
アメリカ保守論壇 M・ティーセン カバノー氏を判事指名 イラン核合意から離脱 トランプ大統領は就任2年目、並外れた成果を上げ、大変な失敗もしてきた。それは今も続いている。この1年間のトランプ氏の実績トップ10について考…
韓国の反日感情は国家的損失
北朝鮮の長期独裁政権を支える2本柱は「反米扇動」と「反日扇動」である。外に敵を作って国民の敵愾心(てきがいしん)を煽(あお)り、不平不満のはけ口にして国内の結束を固めるのが、彼らの常套(じょうとう)手段だ。 韓国の過…
ブラジル北東部の襲撃多発で治安部隊投入
ブラジル北東部のセアラ州で5日、今月2日からバス焼き討ちなどの凶悪犯罪が続いている州都フォルタレーザ市などに国家治安特殊部隊が投入された。政府系ブラジル通信などが報じた。 同市では2日から4日にかけて市営バスの焼き討…
「常識」砕いたトランプ氏、半世紀の関与政策を転換
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (1) 米国と中国の対立は、貿易戦争を超え軍事やハイテク分野を含む全面対決の様相を呈してきた。21世紀の覇権を懸けた「新冷戦」の背景や現在の動きを、第1部は米国側から探る。(編…
国境の壁に支援申し出、中国の脅威も警告―米国防長官代行 Shanahan offers help on border wall, warns of threat posed by China
ジェームズ・マティス前米国防長官の突然の辞任を受け、新たに長官代行に就任したパトリック・シャナハン氏は2日、トランプ大統領のホワイトハウスが長く望んでいた国防総省内の協力者になることを明確にした。その一方、在任中は中国…
「反抗的国家」の国外退去者受け入れが増加 Recalcitrant countries now taking back U.S. deportees
シエラレオネは長年、米当局者らを見下し、国外退去への対応も遅く、国土安全保障省の「反抗的国家」に指定された。オバマ政権の最後の2年間に受け入れた国外退去者は、わずか21人だった。 トランプ大統領は、就任時に対策を講じ…
米ブラジル外相が会談、ベネズエラ問題など協議
ブラジルのアラウジョ外相は2日、同国を訪問している米国のポンペオ国務長官と首都ブラジリアで会談し、安全保障分野や中南米の反米左派独裁政権への民主化などで協力することを確認した。政府系ブラジル通信が報じた。 ポンペオ氏…
中国、フランスの影響
地球だより ベトナムを旅すると、フランスと中国の影響下にあったことを肌で感じる。クリーム色の建物などフランスを感じさせるが、何より食文化として残ったのが、フランスパンだ。 ラオスやカンボジア同様、ベトナムにはフランス…
マレーシア政府系ファンド流用問題
財務相「ゴールドマンは賠償を」 債権額超える8300億円要求 マレーシアのリム・グアンエン財務相は先月、米フィナンシャル・タイムズ紙に「われわれが(米投資銀行ゴールドマン・サックスに)求めている金額は75億ドル(約83…
妙案なき観光振興策行事より人に力点を
韓国紙セゲイルボ 東京五輪を2年後に控えた2018年、訪日外国人観光客が初めて3000万人を超えた。安倍晋三首相が12年に再び政権に就いて目標に据えた「20年に4000万人達成」はもはや単なる“レトリック”ではない。 …
新年の願い事
地球だより エルニーニョの影響もあり、ブラジルは猛暑だ。イパネマのビーチで知られるリオデジャネイロでは40度を超える日もあり、あまりの暑さから湾内の魚が大量死し、廃棄処理すると13トンに及んだ。 夏の年末年始のバカン…
文政府の根源に排他的な“古い民族主義”
韓国紙セゲイルボ 自由主義的な愛国主義で克服を 2018年の韓半島は歴史的転換点だった。北朝鮮が南北、朝米、朝中首脳会談を経て、現実的に核保有国家となり、南北は平和時代でなく第2の体制競争時代に入った。この過程で文在寅…