韓国紙セゲイルボを読む rss

読書の変身

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  小学校1年の学歴しかないリンカーン米大統領の最高の師は本だった。幼い頃の彼は経済的に貧しかったが、魂は誰よりも豊かだった。いつも手に本を持っていたためだ。少年リンカーンは本1冊を借…

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次期大統領選候補に望まれるもの

韓国紙セゲイルボ 実現可能な両極化解決法提示を  英国の欧州連合(EU)離脱決定は米大統領選挙戦に大きな波紋を起こしている。右派ポピュリストのドナルド・トランプは離脱を貫徹した英有権者の民族主義の熱風が大西洋を越えて米国…

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“集団脱北”で韓国内の葛藤誘発を狙う北朝鮮

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮は柳京(ユギョン)食堂女性従業員12人の脱北について、彼女らの両親を前面に立て「従業員が拉致された」として、「1日でも早く送り帰せ」と主張している。  北朝鮮は今回の集団脱北が金正恩(キムジョン…

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北朝鮮海軍の機関銃

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  19世紀初めまでは、よく訓練された小銃の射手でも1分間に3、4発程度しか射撃できなかった。歩兵部隊の火力を強化するには戦場に動員する兵士の数を増やすしかなかった。各国の軍指導部は大…

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“文化の力”こそ真の国力

韓国紙セゲイルボ 本を読む国民には未来がある  韓国動乱勃発66周年になった。休戦の後、大韓民国は廃虚の中から目覚ましい経済成長を遂げた。昨年、国内総生産(GDP)世界11位の先進国になった。  国力とは何だろうか。大韓…

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金バッジの抗弁

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  近ごろ君たちが住む汝矣島の政界で私が論争になってるそうですね。一昨日、白在鉉・国会倫理特別委員長がこんな提案をしたと聞きました。「国会議員の特権を放棄する象徴的な意味で議員の金バッ…

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平和文化運動を展開し“平和先進国”になろう

韓国紙セゲイルボ  韓民族は20世紀、最も厳しい植民統治を経験し、最も残酷な同族間の戦争を行った。地球上に残った最後の冷戦現場として、63年間平和を渇望してきた。だが「平和文化」をどの程度構築できたのかは疑問だ。  われ…

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中国の歴史歪曲ドラマ『三八線』、北朝鮮の開戦責任ごまかす

韓国紙セゲイルボ  中国では、韓国動乱は「忘れられた戦争」になっている。韓中関係が改善され、「過去よりは現在と未来が重要だ」という考えに陥っているからだ。最近そのような記者を覚醒させる契機があった。中国ドラマ『三八線』だ…

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韓半島に強固な平和体制を建設するなら

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮の核問題は次の米大統領に誰がなるかによって変わるだろう。もしヒラリー・クリントンが大統領になるならば、国際的に協調して北朝鮮を圧迫し、「先に非核化、後に平和問題」を扱うことになるだろう。  しか…

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丹東の情報戦

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  丹東はわが民族の歴史の舞台だった。1874年、満州の封禁令を解いた清は、2年後にそこへ安東県を作った。その名前に女真族の故郷・満州の平穏を願う心を込めたのか。安東が丹東に変わったの…

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国会で求められる朴大統領の役割

韓国紙セゲイルボ 「説得する御者」になるべき  朴槿恵(パククネ)大統領が13日、国会開会式で演説した。演説は開会ごとに歴代大統領が慣例的に行ってきもので目新しいものではない。  しかし、この日の行事が歴代大統領演説に比…

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揺らぐ日本の信用

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  日本というと何が浮かぶか。侵略、歴史歪曲、独島(竹島)挑発、壬辰倭乱(文禄の役)…。日本に広がる極右的な風潮、事ごとにぶつかる韓日。あまりいいことが浮かばない。とはいえ、悪いイメー…

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「期待」と「誤解」の間に 大統領選控え、潘基文氏の言動に注目

韓国紙セゲイルボ  “潘基文(パンギムン)旋風”が駆け抜けて行った汝矣島(ヨイド)が落ち着かない。  潘国連事務総長は30日、韓国を離れる際、「誤解がないことを望む」と述べたが誰も「誤解」とは思っていない。潘氏は6日間の…

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北朝鮮の労働党大会で外交エリートが権力機構に

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮が対話攻勢へ転じている。最近、国防委員会が公開書簡で南北軍事会談を提案したのをはじめ、人民武力部と労働党対南機構の祖国平和統一委員会を通じて、連続的に軍事会談を提案し、予想された平和攻勢が始まっ…

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不眠症の治療法

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  大韓民国をむしばむ低成長基調の中でも好況を誇る分野がある。“睡眠産業”だ。国民健康保険公団によると、昨年、睡眠障害で病院を訪ねた患者は45万5900人に達した。2011年の28万9…

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翻訳が培うハングルの豊かさ、韓国作品が海外で文学賞

韓国紙セゲイルボ  韓国人作家・韓江(ハンガン)氏の『菜食主義者』が英国のマン・ブッカー賞国際部門を受賞した。韓国作品が海外で文学賞を受賞したのは喜ばしいことだ。その喜びと光栄は何より作家のものだが、今回は翻訳者にもそれ…

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米大統領の広島訪問は“安倍の日本”への贈り物

韓国紙セゲイルボ  オバマ米大統領が27日に広島を訪問する。安倍晋三首相も同行する。米国の現職大統領が訪問するのは原爆投下後71年にして初めてだ。日本の懇請に応じた。オバマ氏の内心が何にせよ、日米同盟に邁進(まいしん)し…

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退社学校

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  ずんぐりむっくりした体に大きな頭。不埒なタイトルの本でベストセラー作家となりテレビ番組にしばしば顔を出していた。そんな大学教授がある日テレビから消えた。番組の人気は浮沈が激しいから…

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「トランプ米大統領」誕生に備えよ

韓国紙セゲイルボ 「安保タダ乗り論」絶えず提起  「韓半島で戦争が起きるならば、それは悲劇だ。しかし、そこに米軍が駐留していないならば、米国とは事実上関係ない戦争である。…米国は韓国の軍事的タダ乗りに終止符を打たなければ…

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憲法裁で審判される〝ハングル専用法”

韓国紙セゲイルボ  訓民正音(ハングル)が頒布されたのは世宗28年(1446年)。訓民正音解例本の冒頭に、「わが国の語音は中国とは異なり、漢字と噛み合っておらず、そのため愚かな民はその意を述べることができない者が多い。予…

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忠清待望論

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  “政界の風雲児”と呼ばれるほど波乱万丈の人生を過ごしてきた金鍾泌(JP)元首相の最後の夢は意外だった。「私は男としてやる価値があることは全てやったし、行ってみる価値があるところも全…

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脱北者が出会う「ヘル韓国」

韓国紙セゲイルボ 「ヘブン」に程遠い虐待疑惑事件  北朝鮮で生まれ、30年間暮らしたある脱北者は2008年韓国に亡命した。自由市場で必死に稼いだ金を国境守備隊幹部に握らせて、豆満江を渡った。  辺境部隊に取られる“渡江料…

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「北」難民に中国危機感、安保不感症に陥る韓国

韓国紙セゲイルボ  香港の時事誌「争鳴」は4月号で、「中国政府は北朝鮮政権が崩壊したり韓半島での戦争勃発にともなう北朝鮮難民流入という最悪の状況に対応し、80㌔㍍の吉林省の中朝境界地域に収容施設800~1000件、医療施…

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